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言葉の企画2019

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言葉って何だろう?企画って何だろう?半年間、考え続ける。形にしてみる。BUKATSUDO連続講座「言葉の企画」にまつわるnoteです。
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#企画メシ

「言葉の企画ことばの日特別編」で感じた、「言葉の企画」の未来

手元に一冊の本がある。 僕は今でもこの本をお勧めしてよいのか、少し迷っている。 確かに、この本は確実に誰かの人生を変える。 それどころかある種の奇跡をも起こす。 ただ、効果がありすぎるのだ。 下手をすると業界を一つ潰してしまう。 それくらいの効果があるように思えるのだ。 だけど、あえてお勧めしたい。 その本のタイトルは 「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」だ。 著者はコピーライターの阿部幸太郎さん。 僕はこの本を読んで、 いてもたってもいられなく

【満員御礼】未来に待ち合わせするための連続講座『言葉の企画2020』やります。

<<2020年5月17日(日)17:40追記>> ※定員に達したため受付を終了しました。キャンセル待ちの受付はいたしません(万が一、コンビニ決済の期限切れ、キャンセルの発生等があった場合、あらためてお知らせいたします!) はじめにこんにちは、コピーライターの阿部広太郎です。 このnoteでは、横浜みなとみらいのBUKATSUDOで5年続けている連続講座『企画でメシを食っていく』(通称:企画メシ)から派生して生まれた『言葉の企画2020』をオンライン開催します!の宣言と概要

今の気持ちを忘れない。「企画メシ」と「言葉の企画」5月の開講を見送ります。

今、何を企画するか、試されている。 半分は強がりで、もう半分は本気で思ってます。 この3月末。連続講座「企画でメシを食っていく2020」と「言葉の企画2020」の5月開講を見送りました。 「5月開講を見送る」と書いたものの…じゃあいつ再開できるのか? それは正直わからなくて、数カ月後かもしれないし、来年になるかもしれない。それでも。今は見送ることを最善と思い、この決断をしました。 さけるチーズが好きで、食べる時は、小さく、小さく、さきながら、にこにこしながら食べてます

「企画でメシを食っていく2020」 「言葉の企画2020」 5月の講座開講見送りについて

みなさまへ今年も準備を進めておりました連続講座「企画でメシを食っていく2020」および「言葉の企画2020」につきまして、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないこの状況下、予定通りの5月開講とそれに向けた参加者募集を見送ることといたしました。 ゲスト講師のブッキングや、フィールドワーク候補地の選定等、「今年もより魅力的な講座を!」と温めてまいりましたがかかわるすべてのみなさまのご安全を最優先に判断しました。    状況が落ち着き、目途が立ったときには、またみなさまにお知ら

お前はこれまで仕事で何人幸せにしてきた?先輩にそう言われて #はっとした

「趣味は何ですか?」 「えーっと、うん、数年前の自分自身のツイートを見ることです」 そう答えるくらいに、過去の自分のツイートを見ている。 指をスライドして、スマホのアプリを何タップかで過去の自分のツイートを見ることができる。タイムマシンはいまだに発明される気配はないけれど、僕にとってスマホはほぼタイムマシン。かなりその役割を果たしている。 自分なんだけど、別人みたいで。変わってないようで、変わったようで。 過去は文字になってただただそこにいる。あちらは何もしてこない

noteで書きつづけたから『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』が完成した

3月4日に刊行します、と朝いちばんにTwitterとFacebookに投稿。 陽が暮れた今もたくさんの人に連絡をいただけてじーんとしています。 いやもうほんとうにありがとうございます。まだ返せていない。ちゃんと一人ひとりに返していきます。 夢があるなと思うし、つづけていくもんだなと心から今思います。 前回、本を出したのは4年前。「待っていても、はじまらない。ー潔く前に進め」(弘文堂)は、noteで全文公開もしている。おかげさまで、Twitter上で、リアルな場でも、読

湯気ある時間をありがとう。

いつがほんとうの終わりなんだろう。 精算に走り回っている今も、お祭りのさなかにいるような感覚になる。たとえば、この2000円の領収書だって、ただの紙切れじゃない。 駅前でのビラ配り、許可をとってやるためには、手続きが必要で、ビラを配りに行く、後ろ姿につながっている。 11月3日(祝・日)に「企画祭〜湯気ある時間〜」というお祭りを開催しました。あの時間のすべてを伝えることは難しいけれど、あの時間をすこしでも共有させてください。 あの日の6時間を、6分に。 撮影・編集は

いつだってはじめられる、変われる。みんなが教えてくれたこと。

「でけへん・・・くない!できる!」 な?って言いながらにこっと笑ってこっちを向くしばぴの顔を見ながら、この人可愛いな、素直って最強だな。そうか人っていつだって変われるんだなって教えてもらった気がした。 企画祭に足を運んでくれた方、予定があって行けないけど面白そうだねって話を聞いてくれた人。仕事で大変なのにSNSでコメントRTしながら応援してくれたチームメイト。心配して最後の最後まで相談にのってくれた企画の同期。そして各チームのみんな。 まずは本当にありがとう!!! めち

座学から動学へ。2020年、「企画でメシを食っていく」は出港します。

スクリーンからこぶしがこっちに向かってきた。 ぶんなぐられたような気持ちになった。 映画「宮本から君へ」を観て、俳優の池松壮亮さんのことを思った。映画「君が君で君だ」のプロデュースをしていた僕は、2018年、池松さんと各地の映画館をまわっていた。 あの池松さんが1年後、このとんでもない映画の顔として、世界に挑んでいた。僕はじぶんの心の内を見つめていた。 僕も、僕は…僕はどうだ? 座ってちゃだめだ。 動け、動くんだ。 出港だ…! 最初は思いつきだったけど、そうだ

おもしろそうと思ったら、もうはじまっている。#企画祭 開催に寄せて

縁のない世界だと思ってた。 アイデアとか、企画とか、デザインとか、ね。もちろんそういう仕事があることも知っていたし、テレビで流れるドラマも、映画館で観る映画も、「だれか」がつくったものだけど、その「だれか」がだれかなんて考えたこともなかった。遠い遠い世界の話だと思っていた。のに。 自分の話になっちゃったのは、出会ってしまったからだ。 Twitterに書いたんだけど、もう12年の付き合いになる友人がいる。その彼と出会わなかったら、今、コピーを書いたり、作詞をしたり、言葉の

この仕事が好きだ。

会社に入ってから、コピーライターになるまでの話を綴りました。 自分の可能性を決めるのは、他人じゃなくて自分だと思う。 --------------------------------------------------------------------- この仕事が好きだ。 2012.06.04おそらく、の話。 あれは嫉妬だったんだと思う。 2008年夏。 電通のインターンシップ。 そこには書類選考、面接を突破した、 やる気に満ちた就職活動生36人が集結していた。

言葉のバトンを繋いで、私たちが見つけたこと。(言葉の企画2019 特別報告会レポート)

コピーライター阿部広太郎さん主宰「言葉の企画2019」。 10月5日(土)、秋の訪れとともに、卒業の日をむかえました。 しかし、私たちの「言葉」と「企画」の道は、この先も続く。短くて暑かった今年の夏を振り返りながら、また次への一歩を踏み出していきましょう。 8月31日(土)下北沢B&Bで行われた「言葉の企画2019」のトークイベント「『言葉を企画して何が変わった?』特別報告会」。 阿部広太郎さんと共に、「言葉の企画」の企画生、鈴木勇輔さん、ふくままさひろさん、立山紫野さ

その日ぼくらは、笑って遺書を交換した。

いつもより笑い合っていた気がする。 悲壮感なんて一切なかった。ふたりしてニコニコしていた。ピース。 ぼくらのこれまでのやりとりとか、関係性とか。フィルムカメラで撮った写真に全部映っていた。 手にとった封筒の名前は、遺書。手渡しをして、じっくり眺める。慎重にしまう。この先にどんな未来が待ち受けているのか、楽しみで仕方がなかった。 事の発端はある“課題”からだった。 ※※※ 「企画する人を世の中に増やしたい」その一心で、2015年から『企画でメシを食っていく』という連

【後編】企画は、100円玉でつくる一生の思い出。糸井重里の考える企画とは「企画でメシを食っていく」特別イベントレポート

「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰の糸井重里さんをゲストに迎えて開催された「企画でメシを食っていく」の特別イベントのレポートです。 広告、作詞、文筆、ゲーム制作など多彩な分野で活躍している糸井さんに、コピーライターで「企画メシ」主宰、作詞家としても活動する阿部広太郎さんが「企画」にまつわる話を聞きました。 後編では、広告コピーと歌詞の違いや企画への向き合い方から、糸井さんの企画力を実感する展開に。「企画メシ」主宰の阿部さんが圧倒された糸井さんの企画とはー。 前編を未読の方は、こ