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【日経225先物】相場観とテクニカルシナリオ|2021年5月12日(水)時点 ※毎週水・日曜更新

《サマリ》

・直近の上昇分を1日で帳消しにする梯子外しの下落は非常にネガティブ。
・本日の米国消費者物価指数が一つのポイント。
・どうも投資家たちは、テーパリング懸念を材料に使いたい印象。

・昨日の大幅下落で一気に印象が悪化。
・まずは日足三角保ち合い下辺をブレイクするかがポイント。
・ファンダ要因で動いているので、テクニカルが利きにくく、難しい状況。
・無理に手を出さないのが無難。

《テクニカルベースのシナリオ》

①日足三角保ち合いレンジ内での動きに回帰(33%)
②日足三角保ち合い下辺を下にブレイク(33%)
③上昇再開(33%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ》 

・直近の上昇分を1日で帳消しにする梯子外しの下落は非常にネガティブ。
・本日の米国消費者物価指数が一つのポイント。
・「2023年より後まで利上げしないと言う米連邦準備理事会(FRB)を(市場は)信じていないだろう。」とコメントする専門家も。
・要するに、重要指標発表前のリスクオフと、テーパリング懸念を材料に使いたい投資家が多いのでは?
・当面のテーパリングは否定されたが、今後も金融緩和の終了タイミングに関わる情報には敏感に反応する状況にシフトしていくと思われる。(悪いニュースに好感し、良いニュースはネガティブに受け取る天邪鬼相場の継続)
・基本的には、以下のロジックが維持される限りは株価は高いと考えてよい
 雇用統計・インフレ率は悪化(回復遅れ)  ⇒ 緩和政策が継続
 他の経済指標や企業業績は好調 ⇒ 経済見通しは明るい

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

5/12 (水)
15:00 英国 四半期GDP
21:30 米国 消費者物価指数(CPI)

5/14 (金)
21:30 米国 小売売上高

5/18 (火)
08:50 日本 四半期GDP
18:00 EU 四半期GDP

5/19 (水)
18:00 EU 消費者物価指数
27:00 FOMC議事要旨

5/21 (金)
08:30 日本 全国消費者物価指数

5/25 (火)
15:00 独国 1-3月期 GDP
23:00 米国 新築住宅販売件数

5/27 (木)
21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産

5/28 (金)
21:30 米国 個人消費支出


情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル》

・昨日の大幅下落で一気に印象が悪化。
・まずは日足三角保ち合い下辺をブレイクするかがポイント
・ファンダ要因で動いているので、テクニカルが利きにくい状況。
・難しい状況では手を出さないのが無難。

■月足

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中立or弱い
・急角度のトレンドライン(白色破線)に接触してから上昇したと思いきや、下ブレイクをチャレンジしに行っている形に。
・時間調整が継続するか、価格調整に移行するかの瀬戸際
・トレンドラインor短期MAを割り込んだら、本格的な調整になる可能性あり


■週足

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中立or弱い
・今回の下落で、トレンドライン②を割り込んだ。このまま週足が確定するかどうかが重要なポイントのひとつ。
・小さめダブルトップの形成が崩れ、ヨコヨコ(ボックス)に移行しているようにも見える


■日足

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中立 or 弱い
・日足三角保ち合いの下辺ブレイクにチャレンジしている形。
・ファンダ要因で動いているので、テクニカルの定石が利きにくい状況となっている。
・下にブレイクしたら本格的な下落トレンドとなる可能性がある。
・一方で、下ブレイクがダマシとなり一気に上昇するというのもよくあるパターンなので、両方の可能性をみていきたい。

【下値目途】
28100(日足ピボットS1)
27300(日足ピボットS2)
26800(日足200MA)


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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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