日経225先物 本日の相場観とデイトレ戦略(2021年3月30日)
《サマリ》
・総合的にはやや上目線だが、ランダムウォークで上下する可能性も高いとみる。
・米国市場は再上昇。米国債券利回りの急上昇は沈静化した可能性。景気回復を見込んで徐々に上がってくる分には問題ない。
・いくつかファンダ要因の好材料・悪材料が追加になっているものの、市場を大きく変動させる要因は不在。短期ではまだ悪材料が勝っているか?
・FRBによるテーパリング懸念や新型コロナ変異株や独ロックダウン、バイデン政権増税、米欧v.s.中対立等、新たな悪材料は引き続き折込中と思われるためボラが大きい展開を予想
・中長期ではバイデン政権による大規模の経済支援策やワクチン接種進捗等をはじめとした好材料により上昇再開の見込みは継続
・テクニカルでは、日足の三角保ち合いの下ブレイクはダマシになった。短期での一方的に売られる展開の可能性は相対的に下がった。
・三角保ち合い上辺に向けて上昇する強い形だが、高いボラティリティとなっているため上下のブレ幅は大きそう
・①三角保ち合いを再形成、②下降トレンド継続、③上昇トレンド転換の各シナリオの実現確率を均等に修正
・なお短期ではファンダの好材料と悪材料を消化しながらランダムウォークを続け、中長期では上昇トレンドに復帰する、というシナリオは維持。
《テクニカルベースのシナリオ》 (更新なし)
①三角保ち合いの中で上下に振れながら徐々に安値を切り上げ、4月中に上ブレイク
②下降トレンド転換
③4月前半に三角保ち合いを上ブレイク
↓ 以下、詳細な分析 ↓
《ファンダメンタルズ》 ※赤字がアップデート項目
・米国市場は再上昇。米国債券利回りの急上昇は沈静化した可能性。景気回復を見込んで徐々に上がってくる分には問題ない。
・いくつかファンダ要因の好材料・悪材料が追加になっているものの、市場を大きく変動させる要因は不在。短期ではまだ悪材料が勝っているか?
・FRBによるテーパリング懸念や新型コロナ変異株や独ロックダウン、バイデン政権増税、米欧v.s.中対立等、新たな悪材料は引き続き折込中と思われるためボラが大きい展開を予想
・中長期ではバイデン政権による大規模の経済支援策やワクチン接種進捗等をはじめとした好材料により上昇再開の見込みは継続
■ニュースまとめ
■経済指標スケジュール
3/31 (水)
15:00 英国 四半期国内総生産
18:00 ユーロ 3月消費者物価指数
21:15 米国 3月 ADP雇用統計
4/1 (木)
23:00 米国 3月 ISM製造業景況指数
4/2 (金)
21:30 米国 3月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 3月 失業率
4/5 (月)
23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数
4/7 (水)
27:00 FOMC議事要旨
情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)
《テクニカル》
・三角保ち合い上辺に向けて上昇する強い形だが、高いボラティリティとなっているため上下のブレ幅は大きそう
・①三角保ち合いを再形成、②下降トレンド継続、③上昇トレンド転換 の各シナリオの実現確率を均等に修正
・短期ではファンダの好材料と悪材料を消化しながらランダムウォークを続け、中長期では上昇トレンドに復帰する、というシナリオは維持。
■月足
弱いor中立(更新なし)
・上下ヒゲの長い陽線
・出来高が増加中(買い越し転換)
・直近で終値29000円は守っているが、30,000円はブレイクできていない
・三角保ち合い(白色破線)を上ブレイクして4,5ヶ月間走ってきたが、ファンダ環境の状況変化に伴いさすがに息切れしてきたように見える
・出来高が伸びずに上昇してきたため、今後再上昇するためにもしっかりした調整が欲しいところ
・短期の移動平均線を割り込んだら、より本格的な調整になる可能性も
■週足
弱いor中立(更新なし)
・先週の足は下髭のン外陰線で終了
・今週頭分のナイトセッションは陽線スタート
・2/15週の高値以降、高値更新がストップ
・出来高伸びない上昇(エネルギー切れ)からの、出来高大き目の短期上下の動きとなっておりもみ合いの調整入りを示唆
・週足の上昇トレンドライン(白色破線)に当たったら上昇再開しそうな形だが、逆にこれを割り込んだら本格的な下降トレンド入りを警戒すべき状況
■日足
中立or強い?(更新なし)
・三角保ち合いの中に復帰、下へのブレイクはダマシとなった。
・三角保ち合い上限に向けて上昇中の形、このまま上限まで到達する可能性
・高値安値は切り下げているので下降トレンド継続中
・日足のチャートパターンが否定されたので、短期はどちらにでも動くという見方に修正
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。
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