【日経225先物】本日の相場観とデイトレ戦略(2021年3月29日)
《サマリ》
・米国債券利回りの急上昇は沈静化した可能性。景気回復を見込んで徐々に上がってくる分には問題ない。
・ワクチン接種の遅れに伴う経済再開の後れや、米国政権による増税懸念は引き続きくすぶっている。大規模な金融緩和・経済支援とワクチン普及により中長期的には上目線だが、短期では悪材料が勝っている状況が継続。
・テクニカルでは、日足の三角保ち合いの下ブレイクはダマシになった。短期での一方的に売られる展開の可能性は相対的に下がった。
・三角保ち合い上辺に向けて上昇する強い形だが、高いボラティリティとなっているため上下のブレ幅は大きそう
・①三角保ち合いを再形成、②下降トレンド継続、③上昇トレンド転換の各シナリオの実現確率を均等に修正
・なお短期ではファンダの好材料と悪材料を消化しながらランダムウォークを続け、中長期では上昇トレンドに復帰する、というシナリオは維持。
《テクニカルベースのシナリオ》
①三角保ち合いの中で上下に振れながら徐々に安値を切り上げ、4月中に上ブレイク
②下降トレンド転換
③4月前半に三角保ち合いを上ブレイク
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↓ 以下、詳細な分析 ↓
《ファンダメンタルズ》 ※赤字がアップデート項目
情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
《テクニカル》
・三角保ち合い上辺に向けて上昇する強い形だが、高いボラティリティとなっているため上下のブレ幅は大きそう
・①三角保ち合いを再形成、②下降トレンド継続、③上昇トレンド転換の各シナリオの実現確率を均等に修正
・短期ではファンダの好材料と悪材料を消化しながらランダムウォークを続け、中長期では上昇トレンドに復帰する、というシナリオは維持。
■月足
弱いor中立
・上下ヒゲの長い陽線
・出来高が増加中(買い越し転換)
・直近で終値29000円は守っているが、30,000円はブレイクできていない
・三角保ち合い(白色破線)を上ブレイクして4,5ヶ月間走ってきたが、ファンダ環境の状況変化に伴いさすがに息切れしてきたように見える
・出来高が伸びずに上昇してきたため、今後再上昇するためにもしっかりした調整が欲しいところ
・短期の移動平均線を割り込んだら、より本格的な調整になる可
■週足
弱いor中立
・先週の足は下髭のン外陰線で終了
・今週頭分のナイトセッションは陽線スタート
・2/15週の高値以降、高値更新がストップ
・出来高伸びない上昇(エネルギー切れ)からの、出来高大き目の短期上下の動きとなっておりもみ合いの調整入りを示唆
・週足の上昇トレンドライン(白色破線)に当たったら上昇再開しそうな形だが、逆にこれを割り込んだら本格的な下降トレンド入りを警戒すべき状況
■日足
中立or強い?
・三角保ち合いの中に復帰、下へのブレイクはダマシとなった。
・三角保ち合い上限に向けて上昇中の形、このまま上限まで到達する可能性
・高値安値は切り下げているので下降トレンド継続中
・日足のチャートパターンが否定されたので、短期はどちらにでも動くという味方に修正
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。
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