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【日経225先物】相場観とテクニカルシナリオ|2021年5月19日(水)時点 ※毎週水・日曜更新

《サマリ》

・米欧株価は反落。ニュースによればインフレ警戒感が根強いとのこと。
・「インフレに伴うテーパリング懸念」および「実体経済再開⇒インフレ率上昇⇒金利上昇⇒バリュエーション棄損」というロジック両輪により株価の売り圧力が発生し続けるという仮説は当面堅持する。
・本日18時にEU消費者物価指数、27時にはFOMC議事の発表が予定されているため、リスクオフムードになりやすいので警戒。
・テクニカル的には、基本的には弱い印象が継続。
・戻しの目途の上限として、フィボナッチ61.8%を強く超えられるかがポイントだが、現状は終わ値を抑えられている形。
・直近ではファンダに伴う動きが続いたので、テクニカル的な手掛かりには乏しい状態
・ファンダ的にも本日は引けからナイトにかけてリスクオフの流れになる可能性高いので警戒。

《テクニカルベースのシナリオ》

①日足三角保ち合い下辺にブレイクワンタッチして下落再開(40%)
②日足三角保ち合いレンジ内に復帰後、もみ合ってから再度下ブレイク(40%)
③上昇転換(20%)
※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値

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 ↓ 以下、詳細な分析 ↓


《ファンダメンタルズ》 

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

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■経済指標スケジュール

5/19 (水)
18:00 EU 消費者物価指数
27:00 FOMC議事要旨

5/21 (金)
08:30 日本 全国消費者物価指数

5/25 (火)
15:00 独国 1-3月期 GDP
23:00 米国 新築住宅販売件数

5/27 (木)
21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産

5/28 (金)
21:30 米国 個人消費支出

6/1 (火)
18:00 欧州 消費者物価指数、失業率
23:00 米国 ISM製造業景況指数

6/3 (木)
21:15 米国 ADP雇用統計
23:00 米国 ISM非製造業景況指数

6/4 (金)
21:30 米国 非農業部門雇用者数、失業率


情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)


《テクニカル》

・基本的には弱い印象が継続。
・戻しの目途の上限として、フィボナッチ61.8%を強く超えられるかがポイントだが、現状は終わ値を抑えられている形。
・直近ではファンダに伴う動きが続いたので、テクニカル的な手掛かりには乏しい状態
・ファンダ的にも本日は引けからナイトにかけてリスクオフの流れになる可能性高いので警戒。

■月足

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中立or弱い(更新なし)
・30000円が強いレジスタンスになっている。
・時間調整が継続するか、価格調整に移行するかの瀬戸際
・トレンドラインor短期MAを割り込んだら、本格的な調整になる可能性あり


■週足

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弱い(更新なし)
・今回の下落で、トレンドライン②を割り込んで先週分の週足が確定。
・いったん下髭を出して踏みとどまっているものの、2週間前よりは明らかに弱い形になった。


■日足

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弱い
・日足三角保ち合いを下ブレイクした後、ワンタッチしにいっている形。(日経225CFDの方では綺麗にブレイクワンタッチしている)
・直近の下落波動に対して50%戻しの位置。
・日足S2でサポートされ底入れしたようにも見えるが、陰線と比べて出来高がやや少ないのでデッドキャットバウンスにも見える。
・今回の下落の主因が「リスク資産のバリュエーション棄損」であるならば、水準訂正が完了するまで(10%前後)下げる可能性あり。
・戻しの目途は、フィボナッチ50~61.8%。これを強く超えてくるようなら上昇回帰を疑う。
・ただしその場合も、一旦日足三角保ち合いレンジに回帰してから再度下落というパターンもあり得るということを頭に入れておく。

【下値目途】
28100(日足ピボットS1)
27300(日足ピボットS2)
26800(日足200MA)


《コータローのトレード戦略》

・基本は週明け時点の戦略から変更ありません。
・中期目線では、直近の戻しがデッドキャットバウンスなのか、本格的な戻しなのか、大勢の方向性がどちらになりそうかを見極めていきます。
・短期的には引き続きそこそこのボラティリティが継続してくれそうなので、三角保ち合いやボックス・フラッグ等のチャートパターンが1・4時間足で見られた場合にブレイクエントリーを狙っていきたいと思います。


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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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