本日の「日経225先物」相場観とデイトレ戦略(2021年3月25日時点)
《サマリ》
・米国債券利回りの急上昇は沈静化した可能性。ファンダメンタルズは引き続き悪化。ワクチン接種の遅れに伴う経済再開の後れや、米国政権による増税懸念がくすぶっている。
・大規模な金融緩和・経済支援とワクチン普及により中長期的には上目線だが、短期では悪材料が勝っている状況が継続。
・テクニカルでは、日足の三角保ち合いを下ブレイクし、下に走り始めた状況。短期では売り目線を継続。短期足のトレンドラインを上にブレイクすることなく、このまま短期の下降トレンド入りするかがポイント。
・一方、急反発し三角保ち合いの中に復帰するシナリオも考慮しておく。
↓ 以下、詳細な分析 ↓
《ファンダメンタルズ》 ※赤字がアップデート項目
・大口投資家による日経225先物のポジション急減に伴い下げている状況
・米国市場も全面的に弱い展開で、日本市場はこれに引きずられる
・新型コロナ変異株や独ロックダウン、バイデン政権増税、米欧v.s.中対立等、新たな悪材料の織り込みが終わり、新たな好材料が出てくるまでは売りが続く可能性
・機関投資家は、1日では売り終わらない。当面はボラが大きい展開が続くことを覚悟する場面。
《テクニカル》
・長期足~短期足全て弱い
・基本は短期~中期で売り目線
・下落目途や支持線付近では急反発を警戒か、逆張りでの対応も検討可
■月足(分析更新なし)
弱い
・上ヒゲの長い陰線が拡大
・売り越しの出来高が増加中
・直近で終値29000円は守っているが、30,000円はブレイクできていない
・三角保ち合い(白色破線)を上ブレイクして4,5ヶ月間走ってきたが、ファンダ環境の状況変化に伴いさすがに息切れしてきたように見える
・出来高が伸びずに上昇してきたため、今後再上昇するためにもしっかりした調整が欲しいところ
・短期の移動平均線を割り込んだら、より本格的な調整になる可能性も
■週足(分析更新なし)
弱い
・大き目の陰線が出現。小さなダブルトップのような形に。
・2/15週の高値以降、高値更新がストップ
・出来高伸びない上昇(エネルギー切れ)からの、出来高大き目の短期上下の動きとなっておりもみ合いの調整入りを示唆
・週足の上昇トレンドライン(白色破線)に当たったら上昇再開しそうな形だが、逆にこれを割り込んだら本格的な下降トレンド入りを警戒すべき状況
■日足
非常に弱い
・三角保ち合い下辺を下にブレイク
・1/29以降、波動値幅を狭めながらもみ合ってきたので、ここから下げ足を早める可能性
・基本は下目線だが、急に切替して三角保ち合いの中に復帰する可能性も考慮しておく
■4時間足(Twitter(@Trader_Kengyo)でリアルタイムの解説やってます。)
弱いが、気になる支持線あり
・非常に弱いとみてよい動き
・青色破線の緩やかな右肩下がりトレンドラインは1月から何度も意識されているため、ここから反発する可能性も一応考慮しておくことで慌てなくて済みそう
・基本は急角度の短期足トレンドライン(青色破線)を上にブレイクせずに下降トレンド継続できるかをみていきつつ、戻り売り
・下落目途の位置(赤色丸印)では反発を警戒、または逆張りでの対応も検討可
【テクニカル目線のシナリオ】
①このまま短期の下降トレンド入り(下落目途は以下の通り、日足チャートに赤丸で記入してます。)
-27650円前後(週足トレンドライン(白色破線))
-26000円前後(200日移動平均線とぶつかりそうな位置)
②下ブレイクしたのち、新たな三角保ち合いorボックスを形成し、一段下の水準でもみ合い
③下ブレイクがダマシとなり、三角保ち合いの中に復帰
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