クラフトビールに合うおつまみの選び方って?フードペアリングについて解説します!
こんにちは!光太郎です。
今回は「ビールに合うおつまみの選び方」について考えてみたいと思います。
よく「唐揚げってビールに合う」とか「肉料理ってビールが進む」なんてフレーズを耳にしませんか?
しかし実際のところ、何を持って「ビールに合う」のかあまりよくわかっていない人も多いです。
もちろん僕も全てを理解しているわけではありませんが、本記事では「ビールと料理の合わせ方の基本」について解説していこうと思います。
今までもこれからも、数あるクラフトビールを楽しみ続けたいですよね。
せっかくですから料理との合わせ方も知っておきましょう(^^)
ビールに合うおつまみの基本的な考え方は3パターン
「ビールに合うおつまみ(料理)」となると、基本的な考え方は3パターンあります。
簡単なものから順に、
発祥国や地域を合わせる
ビールの色味と合わせる
味の要素を合わせる
という方法があります。
これらを順番に解説いたしますね(^^)
ビールと合わせる初級編:国や地域を合わせる
ビールに限らずですが、その国や地域で生まれたもの、愛されているものは相性が良いものが多いです。
例えば日本料理だと、お吸い物、お刺身、お米、煮物などの和食って、全部で1つのハーモニーって感じでまとまっていますよね。
これらは基本的に提供された地域や「日本」という国の中でとれる食材を使っているからです。
これと同じで、ビールもその国で食べられている料理や食材と合わせると相性が良く、合うと言われています。
例えばイギリスだと「フィッシュ&チップス」という料理が有名ですが、やはりイギリス発祥のビール(ビアスタイル)のペールエールやスコッチエールなどと相性が良く、ビールと料理どちらの味もワンランク上がったように美味しく感じられます。
他にもドイツのソーセージやザワークラウトとドイツで主流のジャーマンピルスナー。
これらも想像しただけで美味しそうに思いますよね(^^)
発祥国や地域を合わせるのは初心者にもわかりやすい合わせ方だと思います。
例えばスーパーやリカーショップで「ドイツフェア」の催しがあった場合、ドイツビールとソーセージやプレッツェルがまとめて販売されていますよね(^^)
そこで特集されているものを組み合わせようという考え方です。
イタリアだったらピザやチーズ、スペインだったら生ハムやアヒージョなんかもいいと思います!
ビールと合わせる中級編:ビールの色味と合わせる
中級編として紹介したいのは、ビールの色味と合わせる方法です。
ビールの色味は「SRM(標準参照法)」という指標で決まっていて、例えばピルスナーだとSRM4くらい、スタウトだとSRM40くらいと言われています。
ビアスタイルの細かい数字まで覚える必要はありませんが、こうした色味を基準にして料理も決めていくと合わせやすいと言われています。
基本的に数字が大きい方が色が濃く、黒っぽいということになります。
ビアバーのメニュー表などに書かれていて迷った時は思い出してみてください!
例えば先ほど例にしたドイツのソーセージとピルスナーですが、これが「ヴァイスヴルスト」と呼ばれる白色のソーセージの場合はピルスナーではなくヴァイツェンという小麦を使った白ビールがよく合うんです。
ほかにもチョコレートや味噌で煮込んだ黒〜茶色っぽい料理だと、スタウトやポーターなどの黒系のビールがよく合います(^^)
見た目の色と似た色の料理を選ぶのもアリだということを知っておくといいですよ♪
ビールと合わせる上級編:味の要素を合わせる
上級編は味の要素を合わせるという方法。
味の要素って言われてもピンとこないかもしれませんが、要するに甘味・辛味・塩味・旨味・酸味といった「〇〇味」を分解したもののことです。
これら味の要素をビール・料理別に分解。
その味を組み合わせていくという、やや理系チックなやり方です。
難しく感じるかもしれませんが、例えばフルーツなどを使った「甘めのビール」には同じく甘いもの(スイーツやフルーツなど)を合わせることで甘みを増幅させる方法が1つ。
反対に、スタウトの持つ「ローストコーヒーのような苦味」に甘いもの(先ほど同様スイーツやフルーツ)を合わせて苦味と甘味のバランスを高める方法が1つ。
こうして「長所を伸ばす」か「短所を補う」ことを意識して、ビールと料理お互いをパワーアップさせていくのが上級テクニックです。
この方法を実行するには「そのビールの味」を知っていないとできないので、上級としました(^^)
チョコレートビールとラズベリーケーキの実例を紹介
ここで僕が実際にやった組み合わせをご紹介します。
合わせたのは小西酒造の「CHOCOLA PREMIUM(ショコラプレミアム)」というチョコレートを使ったビールと、ラズベリーチョコレートのケーキです。
ショコラプレミアムは初めて飲んだのですが、原材料に「ベルギーチョコレート」と書かれていたので味の想像はつきますね(^^)
これと合わせるのは何がいいかと悩みながら買い物へ行ったところ、都合よくケーキバイキングが実施中。
ここで選んだのがラズベリーチョコレートケーキでした。
ケーキのスポンジ部分はチョコレート系でビールと同じだったのと、ラズベリーの酸味はチョコレート(カカオ)の酸味と合うだろうと予想。
帰宅後に試してみると、最高に美味しかったんです!(^^)
ビールの甘みがケーキの甘みを伸ばし、酸味ともうまく融合してベストマッチでした!
飲んだことのないビールでここまで上手くいったのは偶然かもしれませんが、これは上級編の「味の要素を合わせた」実例になると思います♪
部屋で1人で試していて、1人で感動していました・・・笑
「ビールに合う」を言い換えると?
ちなみにこの記事では「ビールに合う」と書き続けてきましたが、専門的(?)には「(フード)ペアリング」とか「マリアージュ」などと言います。
ペアリングは「ペア」からも分かるように組み合わせのこと。
マリアージュは「結婚」という意味ですが、フランス料理とワインの組み合わせの時に使う言葉でもあります。
もしクラフトビールを飲みにいった時や、本やテレビ等で「ペアリング」「マリアージュ」と書かれているのを見つけたら、「はは〜ん、ビールに合うってわけね」というように解釈してくださいね(^^)
ビールに合うおつまみを探すのは楽しい!
この記事では、ビールに合うおつまみの選び方という観点で、3パターンを解説いたしました。
発祥国や地域を合わせる
色味を合わせる
味の要素を合わせる
これらの方法でビールとおつまみ(料理)を選ぶと、より美味しい組み合わせを見つけられるはずです。
ビールに合うおつまみを探すのってめっちゃ楽しいです。
ピタッとくるものを見つけた時の満足感、高揚感・・・たまらないんですよ笑
そのためにはビアスタイルをある程度知っているのも大事。
味や香りの特徴、方向性を知っておけば、おつまみ探しもより簡単になるでしょう。
いろんな組み合わせを見つけて、もっともっと楽しいクラフトビールライフを過ごしてくださいね♪
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