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電験三種⑫ ~機械分野:自動制御・コンピュータとメカトロニクス~


こんにちは。
Kotaroです。
今回は機械分野最後となる自動制御とコンピュータ関連について書いていきます。
自動制御もとい制御工学は機械電気系の方なら結構がっつりと勉強された方が多いのではないでしょうか。
電験三種では制御工学はコスパの悪い分野だと思います。
結構色々なことを覚えて計算するのに本番では1~2問しか出ません。
しかも積み重ねが必要なので勉強の時間も多めに取る必要があります。
ただ、電験二種では二次の記述で必ず出てくるのでステップアップする方は勉強しておいて損はないです。
勉強する上で時間を取れる方はオーム社のシステム制御シリーズがオススメです。
システム制御Ⅱは現代制御の分野なので電験では必要ないかもしれませんが、知識を深めたい方は是非一読することをオススメします。


コンピュータとメカトロニクスも制御と同じくコスパが悪めの分野です。
論理回路の問題は慣れるまで時間がかかる上に分からない人は最後まで分からないまま終わってしまいます。
B問題で出てくるので制御と比べて若干勉強する価値はあるかと思います。
完全マスターのテキストはこざっぱりしているのでどうしても分からない方は情報系のテキストを使用するもの手です。
キタミ式はイラストも多いので読みやすいかと思います。
応用情報の午前対策としてキタミ式は使いましたが、電験三種の勉強の時にあっても良かったなと思います。


それでは、これらを勉強する上でのポイントを書いていきましょう。

①4機の次に取り組む

先ほども書いたように基礎が固まるまでに時間がかかるので、特に電気機械系以外の方は早めに取り組むことをオススメします。
テキストだとどっちも後の方に掲載されているので、思い切って順番を変えてみましょう。
学生時代に学んだ人は一番最後に回してもいいと思います。
学部時代に単位が取れていればそんなに難しい分野ではないと思うので。

②プログラミングは無視する

プログラミング問題は過去B問題で出てきましたが、最近はほとんど出てきません。
ここは難しいだけでなく、ある程度センスと経験が必要となるので、勉強してダメだと感じたらその時点で捨てましょう。
機械分野のB問題は選択です。
ダメなら本番でも捨てることができるので安心して捨てましょう。

③ナイキスト線図はフリーハンドで書けるように

制御の勉強の集大成とも言えるナイキスト線図は結構出てきます。
二次遅れや高次遅れのベクトル軌跡は少し複雑なのでおおざっぱにでも書けるように練習をしましょう。
書く上でのポイントはどこの座標を通るのか意識すること!
ここを抑えれば多少軌跡が乱れても答えを導くことができます。
特に座標軸のどこを通るのか、ここを意識しましょう!

④図は自分で書き直す

自動制御ではブロック線図、コンピュータでは論理回路図、ともに問題に図があることが多いですが、そんなに大きくないのでその図の中に数字を書くと解きにくいですし、最後も見直しも大変です。
ぜひ自分で大きく書き直して問題を解きましょう。
本番は問題用紙の下部が6~7割ほど空白なのでいくらでも書くスペースがあります。
書くのに時間もかかりませんので、横着せずに書き直しましょう!!

以上で機械分野について書きたいことは書きました。
機械分野はやることが本当に多いですが、1項目ごとの難度はそこまで高くありません。
要点を抑えて確実に得点を取っていきましょう
次回からは法規分野について書いていきます!


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