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自分に優しくなれる冬が好きだ

2022年に入ってからもう1ヶ月が過ぎようとしている。
時が過ぎるのは早いな、と年を重ねるごとにより実感する。

最低気温が毎日0度の日常には慣れただろうか。
暖房が嫌いなぼくは室内でも最低4枚は重ね着をしている。

冬は四季の中だと少し頼りない。
夏は何でも夏のせいにできるのに、冬は何をしても冬のせいにはできない。
青春や恋愛はすべて雪のせいにできても、冬のせいにはできない。

そんな心許ない季節だけれども、
冬は自分を大切にしようと思えるから1番好きな季節だ。
自分を労ってあげられる機会が他の季節に比べて多いと思う。


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寒くなってくると決まって古傷が痛む
がむしゃらに部活動をしていた中高時代に無茶をしてできた傷だ。痛懐かしい気持ちになりながらも、ちょっくら運動してやるか〜と自分に喝を入れる。


温かい飲み物をよく飲むようになる。
ぬくぬくした布団から出て、寝惚け眼に突き刺す寒さ。家から駅まで歩く途中で冷え切った手。睡眠前に自分の時間を過ごす時のお供。

自動販売機の「あたたか〜い」に自然と手が伸びている。
温かい飲み物を飲むと気持ちがほっこりするじゃん。何かあったわけではないんだけど、ほっこりした気持ちになれただけで気持ちが落ち着く。

ぼくは圧倒的白湯派の人間なので、朝起きてからと夜寝る前は白湯を250~500mlくらい飲んでいる。


肌が乾燥してカサカサになる。
顔のお肌が敏感になって、保湿が欠かせない。唇がぱりぱりしてひび割れてくる。
どうしてリップクリームって使い切る前に必ず失くすんだろう。
リップクリームの神様がそういうおまじないをかけてるとしか思えない。

パックなんかもしちゃってさ、お肌がもちもちを1日維持していると嬉しくなるし、「よく頑張った自分」って自分を褒めるよね。


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とまぁこんな感じでさ、
冬の特徴的な出来事は、自分の行動をほんの少し変えてくれるきっかけになることが多くて、自分のために自分で何かをしてあげるようになる。

そうすると、人に優しくなっている自分がいることにふと気が付く。

そこで感じたのは、
自分のことを大切にできて初めて他人のことも大切にできるんだな、ということ。

自暴自棄になっている時は、
表面的には他人に優しくしているつもりでも、人の幸せを素直に喜べなかったり、妬んだり、八つ当たりしたり、最終的に自己嫌悪に陥ってしまう。

お互いに何のしがらみもなく気遣い合える時は、
それぞれが自分を大切にした上で、相手を大事にできる時だと思うんだ〜

自分を大切にするのってすごく難しいことで、
特にぼくは昔から自己肯定感が低い人だから、今でも年間を通して自分を大切にしているとは言い難い。

だけどきっかけは何でもよくてさ、
「今日はお風呂にお湯ためていつもと違う入浴剤使ってみよう」とかでいいと思うんだよね。

それで徐々に自分を大切にしていると思える出来事を増やしていければいいと思う。

そういう自分に優しくするきっかけを冬という季節はたくさん作り出してくれていると思うんだ。

まだまだ寒い季節は続くけれども、
1日に1回でいいから自分に優しくできたなって思える行動をとって、体も心も芯から温めて、ホカホカの冬を過ごしていこうね

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