AI時代、生き残れるのはエモい仕事だけ
AIが進歩したら、色んな仕事が無くなると言われています。
確かに、なくなる仕事はいっぱいあるでしょうし、僕も自分の仕事がなくなくなるんじゃないか、心配なので考えてみました。
仕事はAIのせいで無くなるのか
あ、でも、そもそも、考えてみたら、みんなの仕事がなくなったら、自由でハッピーになれるかも?
いや、そうはならなそう。
歴史が証明しています。
例えば、農業が機械化されても、産業革命が起きても、
一方でITみたいな新しい仕事が生まれて、
やっぱり人々は忙しいまま。いや、むしろ前より忙しい。
人間がAIに負けた日
AIが人間を超えつつあることを、象徴する事件がありました。
AI将棋ソフトが、人類最強の棋士に勝ってしまった事件。
この時、僕は
「もう将棋界は終わったな」
と思いました。
だって、AIは今後もっと強くなるだろうし、
そうなったらみんな将棋に興味持てないんじゃないかって。
でも、藤井聡太くんが出てきて、そうじゃないってわかった。
やっぱり、みんな将棋に熱狂した。
AI超えなんて言葉が出るのは、逆説的にAIは超えられないものになったってこと。
AI将棋は車と人間が競争するようなモン、という状態になったということ。
つまり、みんなもう、AI × 人間 の勝負には興味を失ったけど、
人間 × 人間 の勝負には興味ある、ということ。
では、人間 × 人間 だとなぜ面白いか。
それは、そこにドラマが、感情があるからですよね。
表情だったり長考だったりメンタルの駆け引きだったり。
若かったり遅咲きだったり苦労人だったり、バックグラウンドも面白い。
スポーツは、生身の人間同士がぶつかり合うから面白い。
歌は、人間が作って人間が歌うから泣けるし、
本人が作った歌だったらなおさら共感できる。
それが「エモい」ということ。
「エモ」については先日書きました。
生き残る、伝導師
僕はFM横浜のリポーターとして、鉄鍋やさん、アウトドアやさんなどを取材したんだけど、そのアツい話を聞いてると、仕事のはずがついつい買ってしまう。そんな経験から、
「何を売るにせよ、伝道師であれば売れる」と実感しました。
モノを売る仕事は、アマゾンに負けてしまうかも知れないけど、
伝道師みたいに、そのモノの良さを熱く語って売る人は小売でも生き残る。
例えばタクシーの運転手は、安全に運んでくれればAIでもいいけど、
その場所のおいしいラーメン屋を教えてくれたり、気遣いがあれば人の方が良い。
鎌倉では人力車も現役です。
極端に言えばスーパーのレジ打ちですら、毎日その人に会いに行きたいと思えるような、気の利いた一言をかけてくれたら、無くならない仕事。
だって、自分の身の回りの全てがAIにより効率化された人生を想像したら、つまんないですよね。
エモい仕事だけが生き残る
まとめると、職種の問題ではなくて、
弁護士だろうと、パイロットだろうと、掃除夫だろうと、新聞記者だろうと
エモくない仕事はなくなり、
エモい仕事はなくならない。
あなたの仕事も、今のうちに、エモさ出して行きましょ。
お気持ちくだしゃんせ。