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[仕事編]2022年チャレンジしたこと振り返り10@株式会社オトバンク デザイナー

オトバンクデザイナーの2022年度をざっくり振り返ります!💪
画像は2022年度で作った納会用バーチャル背景。

1.デザイナー1人体制へのチャレンジ

私が入社した時点でオトバンクのデザイナーは3名体制だったところ、2021年の10月に1名が退職、その次の12月に1名が産休になったため、2022年1月からオトバンクに関するありとあらゆるデザイン業務を1人体制でやっている。

オトバンクデザイナーの業務内容①
オトバンクデザイナーの業務内容②

すごく心配されていた1人体制だったが、2022年はデザイナー起因のリリース遅延はゼロ。業務を全うすることができた。

業務過多にならないように色々準備はしていた。いくつかの仕事をデザイナー以外でもこなせるようにツールを準備したり、画像制作のテンプレート化、UI素材の共通化などをしていたため、2人のデザイナーが在籍していた頃のマネジメントにかかっていた工数以上の負荷にはならずに済んだ。

2023年度もしばらくは1人体制。今後も私だけではなく、非デザイナー以外でもUIやアートワーク業務をこなせるような環境づくり「オトバンク デザインの民主化」を続けて、デザイン業務が増えても柔軟に対応できるチームづくりに貢献していきたい。

2.デザイナー採用

2021年に引き続き、2022年度も採用に力を入れていた。面接とか、評価とか最初は手探りだったけど、徐々に聞きたいことや認識をそろえておきたいことなどが掴めてきて後半は面接も評価も思うようにこなせるようになってきた。

残念ながら、今後のチームの目指すところが採用を始めた当時の想定より変わってしまったためデザイナーの新規採用は中止、11月ごろに募集を止めてました。ご応募いただいた、興味を持って下さったみなさま、ありがとうございました。

他のポジションの募集はこちらから↓


3.キャンペーンのワークフロー整備

主にデザイナー周りについてだけど、1人体制でもこなせるようにaudiobook.jp内で定常に行われているキャンペーンのデザイン依頼から製作までのフローを整えた。

依頼は必要事項を書くだけ完了。過去キャンペーンの設定はデザイナー担当だったが、テンプレートを作り、ドキュメントを準備して共有することで非デザイナーでも担当可能に。画像まわりはFigmaで量産体制を整備し、依頼をもらって工数1日〜2日ぐらいで画像制作を制作してお渡し→1日で設定→公開までができるようになった。

figmaのpageを複製してキャンペーンのアセットを準備

キャンペーンの運用工数が削減できたので、当初は「聴き放題プランの新規登録」のみお得なキャンペーンが開催をできる状況だったのが、「チケットプランの新規登録」や「年割プランへの切り替え」、「聴き放題プランの再登録」にもコスパ良く転用することができた。

今後もスムーズな運営を続けていくことにプラスして、魅力的なバナーやグッとくるコピーなんかを検証してアップデートしていく予定。キャンペーン系の改善は数値で結果がすぐに分かるのでやりがいがあって好き。

4.年割プランを導入してからのあれこれ

2022/12/23現在のiOS版聴き放題プラン紹介(LP)ページ

2021年から聴き放題プランに年割が導入された。年割プランは1年利用すると3000円も安くなる超絶お得プランなので、それが伝わり選択されるようなデザインに挑戦した。

聴き放題プラン紹介(LP)ページや決済ページなどでデザインのテストを繰り返し、年割プラン導入当初よりも年割プランの選択率は10%以上UPしている。引き続き、年割プランの魅力が伝わるデザインを作っていくと同時に、年割プラン自体の魅力も高めていきたい。

めっちゃぼかしてて何がなんやらですが、大きく3〜4段階ぐらい変化しました!

5.友達招待のスタート

※画像は2022年10月にオーディオブックミートアップで使用した
友達機能公開予告のスライドから

設計からPdM、エンジニアと一緒に始めさせてもらった。内部処理がかなり複雑だったんだけど、UI側を工夫することで補填して、少しでもわかりやすくなるように注力した。

結果、初期に組まれた画面遷移図より少ないタップで友達招待が完了できるようになった。ぜひ利用してほしい。

6.チケットプランの導入と運用

2022年4月、audiobook.jpでチケットプランが誕生し、それに関連するUI作成やキャンペーン素材などを作成した。

新規のプランになるので、登録や登録後のユーザーの購入動線などの要件定義からワイヤー、一部コーディングまで一人で携わった(担当はチケットプラン紹介(LP)ページで、今はエンジニアさんに巻き取ってもらってコード書き替え済み)。

チケットプランは現在webのみで登録・利用が可能。

7.グッドデザイン賞応募

audiobook.jpというサービスでグッドデザイン賞に応募、2次審査のブース設営まで行って落選した。

2022年4月から一人で準備、要件詰めたり紙媒体作ったりでデザイナー1人だったので準備も移動も搬入・搬出も1人で結構寂しかった。
せっかくなので、応募の時に展示したパネルのデザインを貼り付けておきます…供養…🙏

テキストまわり、めっちゃ頑張って準備した

8.ミートアップの準備と参加

秋にユーザーを巻き込んだイベントを開催したので、その準備と当日では大阪から東京の会場へ移動しスタッフとして参加。

イベント自体すごく良いものだったし、個人的には普段は画面越しにしか会ってない会社のメンバーと一緒に準備したりすることも良い経験になった。

9.体験設計の整理や課題の棚卸しワークショップの実施

自分の担当外のチームへワークショップ型にして開催したり、今後やる施策が本当にユーザーが求めているものなのか?となったときに、立ち止まって戻って一緒に整理をした。

課題整理は、[hidane]でアイデアを発散、良さそう・優先度の高い課題や施策をユーザー行動に落とし込み、[Figma]を使って「ネガティブ」「ポジティブ」ユーザーの行動ベースで記載、そのネガティブをどうやって解決していくか〜みたいなところに終着させるような流れをとっている。
角度の高い施策が生まれれば大成功だけど、最近やったのはチームの目線合わせ目的で、あ〜こういうことが重要なんだねという認識がみんな同じぐらいに揃っていれば、をゴールとしている。

自分の中では体験の整理と設計は得意とする分野なので、そのスキルが他でいかせて良かった。自分がファシリテートするための段取りの振り返りもできたし、課題解決の手段は今回のワークショップ型以外でも色々模索していきたい。

お礼のUnipos、うれしい。

10.3社合同のデザイナー交流会に引き続き参加中

声をかけていただいて、2021年の秋ごろから3社で合同の交流会に参加させてもらっている。参加者から募集した課題の中から1つを選び、1時間ぐらいその課題について議論する、というのが大体の交流会の流れ。自分が知らない他社の環境や考えたかをインプットできる貴重な時間になっている。

同じデザイナーという肩書きでも、規模が違ったり携わる分野の違いで色々あるんだなーと参加するたびに思う。自分がファリリ担当になったものはみんな実りあるものになってほしいのでやり方工夫して来年も積極的に参加していきたい所存。

2022年の振り返りのまとめ

やったことまだまだいっぱいあるけど10個でまとめるとこんな感じ。一人でよく頑張ったなと思うけど、メンバーの配慮も手厚くて心理的安定性が保たれた1年だった。

デザイナーで構成されるデザイン組織に強い憧れがあって、いつかは組織を作る!という気持ちで2022年度をスタートさせていたけど、終わってみたら1人でもなんとかなったなというところで、私にはデザイン組織を作るよりもチーム全体とコラボレーションして非デザイナーでも制作物を安定して生み出していける環境を作っていく方が向いているのかも、など思う。

とはいえ、会社に引きこもっているとデザイナーとしては腐っていきそうなので今後も情報のアウトプットをたくさんしたい。この2022年度まとめは2023年度アウトプット強化の宣言もかねているので、引き続きよろしくお願いします。

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