小説 ジャッジメントタイム 0話。ジャッジメントタイムのデモテープ。
「私は村上雨音(あまね)。」「私は村上玲音(れいん)、双子なの。」
姉は天音ね、妹は当然私、二人とも今年から音大に通うのね。
東京藝術大学、姉も私も同じとこに通うの。
本当びっくりよ、現役合格って。
2浪3浪は当たり前だからね、神様っているんだね。
「玲音、私にも喋らせて。」
「ねえ君、今双子だからって勝手に一卵性だって思ったでしょ?」
これだから嫌だ、大体男ってのは、「もうまたその話いいでしょ、私は音楽の話がしたいの」ー、わかったわかった、玲音は本当に音楽が好きね、じゃあす