NHKのエコ活動 | 森創る民のささやき
「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2008年12月04日)とその追記記事です。
#78 NHKのエコ活動
NHKの教育テレビが、温暖化防止の一環で、
2008年12月29日午前5時から午後0時30分までと、
午後9時30分から翌日午前2時50分までの放映を
止めるそうです。
この取り組みにより、
約1万7000キロ・ワット・アワーの節電、
約9・4トンの二酸化炭素削減効果
があるとのことです。
NHKは、番組の広告枠を販売しているわけではないので、
今回の取り組みは、啓もう活動の一つとしては、成立します。
しかし、民放局では、これは無理でしょう。
せっかくの広告商品が、放映時間がなければ売れなくなるわけで、
環境負荷も大事ですが、その損害額も大きくなります。
今回の二酸化炭素削減量であるならば、
カーボン・オフセットの手法、
たとえば、グリーン電力証書で行ったら約20万円、
CO2排出量で行うと約5万円で、
放映を行いつつ、環境負荷を低減することができます。
このように、ツバルの森で提供しているようなカーボン・オフセットという手法を使うことで、既存の仕組みと環境負荷を共存させることが可能となります。
それにしても、今回の取り組みは、さすがNHKです。
広告収入ではなく、視聴料という安定収益源があることからできる余裕でしょうか。
放送業界の知り合いによると、
NHKと民放局では、その予算の大きさがまったく違く、
NHKは、非常に丁寧な撮影を行う、ということを聞いたことがあります。
質のこだわりは、この余裕から来るんですかね。
森を創る民のささやき December 4 2008
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