雑誌取材 | 森を創る民のささやき
「森を創る民のささやき」ブログでの記事(2008年10月27日)とその追記記事です。
#67 雑誌取材
10月発行の月刊雑誌「環境ビジネス」12月号に、
「カーボン・オフセット」の特集があり、
当社も、取材を受け、その内容を掲載いただいております。
「カーボン・オフセット」について、
単語自体は、新聞紙等で目にすることがあると思いますが、
いざ、導入しようという段階、どのように行うのか、
ということになるのが多いと思います。
その意味で、導入から気をつけるべき点をまとめてあり、
非常によい特集なのでは、と思います。
詳しくは、雑誌をお読みいただければと思いますが、
私たち、ツバルの森は、
CO2排出量を使った「カーボン・オフセット」は、
「環境」を表現するための手段の一つにすぎないと考えています。
その手段は無数にあり、
企業・団体・商品等に相応しい方法があると思います
私たちは、そのような方法について、
日々考え、お客様へ提案・導入させていただいております。
もう、しばらくしたら、
そのいくつかが、お披露目されるかと思います。
森を創る民のささやき October 27 2008
企業は事業活動を行う上で、
企業の外へ対して、何かしらのネガティブな影響を与えていて、
その影響を、なるべくゼロにしていこう、というのが、
基本的なロジックです。
温室効果ガスは、その影響の一つで、
ほかにも、たとえば、
・その企業が作り出す製品を起因とする健康問題
・ある企業のお店が出店することで 出店エリア周囲の治安が悪化する社会問題
など、多面的な問題を孕んでいます。
気候変動という視点で、企業が排出する環境負荷をゼロにする「カーボン・ニュートラル」は、海外の大手IT企業などでは、すでに対応済みだったりしますが、日本では、そこまで行っているところは少ない。
その原因は、「カーボン・ニュートラル」を実現することの企業側のメリットが、なかなか見えにくい点にあると思います。
カーボン・ニュートラルを実現した方がよいことは、「企業市民として大切なことである」と頭では理解していても、その実現には、何かしらコスト増が伴い、そこまでして行うメリットは何なのか、というのが見えにくい実情があります。
それよりも「SDGsを実践しています」「木を植えています」などの方が、社会的な評価を得やすいので、それらのアクションが実行しやすいと感じています。
このブログ記事の2008年から約10年経った現在、
「脱炭素」「気候変動」をテーマにした、
企業の取るべき行動についての議論が、再び盛り上がってきています。
「環境税」的な制度や、「環境対応状況の投資評価」といった、外部からの、企業への見方が変われば、日本の「カーボン・ニュートラル」の取り組みが進みどうですが、果たしてどうなるのでしょう?
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2008年に設立したツバルの森時代のブログ「森を創る民のささやき」に、後日談を追加し再編集したマガジンです。この購読料の収益は、世の中の環…