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彼岸に実施すると良い【6つの教え】


本日2023/3/17
和暦では令和6年如月八日。
今日は上弦の月、そして春の彼岸入りです。

熱いエネルギーを巡らす・上弦の月


今日は半月、七日月。
13:11に上弦の月を迎えます。
月相占い・ルネーション占星術では。
上弦の月は「成長・吸収」のときとされています。
満ちていく月の光のエネルギーを受けて
成長したいことに
吸収したいものに
フォーカスすると良い時。

詳しくは毎日更新しているAmebloに書きました。
こちらもよろしければ是非!


今日は天体も暦も忙しい日。汗汗
暦上では、今日「春の彼岸入り」しました。

春の彼岸入り

来る3/20は春分の日ですね。

*春分とは*

太陽の通り道・黄道と天の赤道が交わる二つの点のうちのひとつを「春分点」もうひとつを「秋分点」と呼びます。
太陽が春分点と秋分点を通過する時を、それぞれに「春分」「秋分」と呼びます。
昼と夜の時間が同じになる春分と秋分は、中国の陰陽思想と結びつき、「陰と陽のバランスがとれる日」と考えられています。
春分を境に、日中の時間が長くなっていきます。

*彼岸とは*

春分の日を境に前後3日をとって、計7日間を「お彼岸」と呼ぶ。
彼岸のはじまる日を「彼岸入り」
彼岸の終わる日を「彼岸明け」とします。
彼岸はもともとは仏教の祭事として伝わりましたが、のちに日本の風習が混ざってできた、日本独自の雑節となりました。

『彼岸』という言葉の語源はサンスクリット語。
『paramita(パーラミター)』 パーラム=彼岸、イター=渡る
漢訳で「到(とう)彼岸」を略したものが彼岸なのだそうです。

煩悩に満ち溢れる現世の世界を「此岸(しがん)」
対して、欲から自由になったあの世の世界を「彼岸(ひがん)」と呼びます。
此岸から彼岸に渡ることのできる日なのですね。

私たちの生きる現世から生死のない世界へ
祖先やご先祖さまに想いを馳せ、
御霊が健やかであることをお祈りする、 
大切な1週間です。

彼岸に実施すると良い【6つの教え】

つい先日、深川不動の護摩祈祷に参列したのですが、
(あまりにも素晴らしくて!!こちらに記しました。)

その際僧侶の法話の中で、この彼岸の適切な過ごし方として
『波羅密多(はらみつた)』を説いていただきました。


1.布施(見返りを求めず施しをする)
2.持戒(規則正しく生活する)
3.忍辱(耐え忍ぶ)
4.精進(怠けない)
5.禅定(常に落ち着く)
6.智慧(真理を見極める)

浄土宗 大光院HPより

彼岸の期間に、波羅密多を実践すると良いとのことでした。

この世に生きながら、現実の生死の世界から、欲を脱し菩薩の境地に向かうための修行が、この『波羅密多(はらみつた)』。
大乗仏教の教えです。

そもそも仏教に疎い一般庶民の私が厳格にこの6つを行うことは、相当に難しいと思われますが汗、日頃より良い行いを心がければ近づくことができるかも。
あの世とこの世が近づくこの7日間。
日々の煩悩から少しでも離れることができるように。
6つのルール、意識して過ごしてみたいと思っています。



この『波羅密多』
どうやら彼岸の語源である『paramita(パーラミター)』を音訳したものらしい。
私はインド占星術をお伝えしているものなのですが、
やはりインドから伝来した仏教と日本人の暮らしというのは、切っても切れないものなのだなぁと実感。
インド占星術とVeda、そして仏教と日本文化をますます知りたくなったのでした。


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