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模範的人物の重要性 1226

昨日、出身高校の部活のOB会(正確にはテニスの練習)に参加してきました。

10個上ぐらいの先輩から10個下ぐらいの後輩まで幅広く参加していたのですが、後輩たちがめちゃくちゃ上手だったことに驚きました。私も20年近くテニスをやっていて、いまでも週2、3回は練習してるので、決して下手な方ではないと思いますが、昨日の練習ではもはや一番下手なぐらいでした・・

もともとはそこまで強い部活ではなかったのですが、なぜ、いきなり後輩たちのレベルが上がったのでしょうか? 学校自体は私立の進学校なので、突然、テニスのうまい子どもたちが入学し始めたとは考えにくい。

いろいろ考えてた中で一番仮説としてパワフルそうなのが、模範的な強いプレーヤーの出現です。

私の1つ下にM君という、突然変異体レベルでテニスが強い後輩がいました。彼自身も県大会でベスト4ぐらいまで行ってた記憶がありますし、彼の代も団体戦で関東大会一歩手前まで行っていました。(私の出身校としてはとてもすごい

そして、どうやらその1つか2つ下にも同じく、突然変異体レベルに強いK君がいたらしく、M君とK君の出現以降、部活のレベルがぐっと底上げされたようなのです。

単純な話として、レベルの高い選手と練習することで、彼らから正しい打ち方やプレーの仕方を学べますし、彼らと打つだけでも貴重なレベルアップの機会になります。当然、練習やトレーニングに対する目線も高く、適当な態度は許されないでしょう。

それを週5回も経験できる環境と、部活内に特に強いプレーヤーがおらず、ボトムアップ的にみんなで練習している環境では、全く上達スピードが変わってきます。

そうした周囲に正の影響を及ぼす模範的なプレーヤーの出現によって、部活全体のレベルが上がり、その影響の連鎖が5年、10年と続き、後輩たちに受け継がれているだと思います。

これは会社組織でも言えて、ある模範的に仕事ができるメンバーがいると、そのメンバーと週5日×8時間、一緒に過ごす周りの人たちの仕事レベルも上がっていきます。

模範的なメンバーが100人の中で1人しかいなければ、影響力は少ないかもしれませんが、10人、20人ぐらいのチームであれば、模範的なメンバーの影響によって、そのチームの成長が促されるでしょう。

組織に新しい文化を浸透させるときに、まずは社長が一番コミットしましょう的な話もありますが、これも文化浸透の文脈において、社長が模範的なメンバーとなり、影響力の輪を広げていくのが有効、ということです。

中高の部活なんて、せいぜい数十人の規模なので、そこに模範的なプレーヤーが出現すると、本当に組織がレベルアップするのだな・・ということを目の当たりに、もっとテニスの練習をがんばろうと思った年末年始でした。

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