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1020 売れる努力

週末からバカンスでバリ島に来ています。

同伴者の希望で、バリ島の旅行パンフレットによく載っているアヤナリゾートに宿泊しております。

かれこれ6,7年連続でバリ島に来ていて、バリ島の良さの一つに日本人が少なく、海外に来てる感を味わえる、というのがあったのですが、アヤナリゾートにはびっくりするぐらい日本人がいます。笑

宿泊者やレストランのメニューを見てる限り、アヤナリゾートは日本・中国・韓国あたりに最適化しているようです。

一方、昨日、数年前に現地の日本人に教えてもらったポテトヘッドビーチクラブに行きました。

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こっちはびっくりするぐらい日本人がいないんですね。欧米人ばっかり。

おそらく

・日本のパンフレットや旅行サイトには、アヤナリゾートが大きく載っていて、ポテトヘッドは載っていない
・欧米のパンフレットや旅行サイトには、ポテトヘッドが大きく載っていて、アヤナリゾートは載っていない

ということなのかなと思いますが、チャネルの威力って、すごい。

良いコンテンツ(アヤナリゾートならロックバー、ポテトヘッドなら空間のデザイン)を適切なチャネル(パンフレットとか予約サイト)に載せれば、人々の動きに大きな影響が出る。

バリ島にあまりいないと思っていた日本人がアヤナリゾートに一極集中していたり、逆にポテトヘッドには全くいない(3年で数人しか見たことない)といったことが起きる。

あと、昨日、コカコーラが全世界で1日15億本!売れていることを知りました。

これを聞いてやはりコカコーラのマーケティング力すごい!と思うわけです。

広告業界で有名な『ペプシチャレンジ』でも示されたようにコカコーラが世界で一番美味しい飲料ではないでしょう。

■ペプシチャレンジ
ユーザーにはブランドを伏せて、「A社のコーラ」と「B社のコーラ」を飲み比べしてもらい、どちらがおいしいかを選んでもらうというものだった。その結果、「自称コカ・コーラ愛好家」といわれた参加者の大勢が、ペプシを選んだという。
出典:Wikipedia

しかし、マーケティングの努力、強力なブランドにより、コカコーラは消費者から選ばれ続けています。 コカコーラが築いた強力なブランドのため、味で勝るはずのペプシはそれを覆せていません。

世界で一番良い製品だから、世界で一番売れるといったことはなく、良い製品を消費者に知ってもらい、選んでもらえる努力をすると、炭酸飲料が1日15億本売れたり、日本からロックバーに客が殺到したり、欧米からピーチクラブに客が殺到するわけです。

良いサービスを作る努力、それを伝え、選んでもらう努力、両方が大切なんだなと改めて思ったのでした。

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