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俺もしんどい

妻が臥せっていると、心配より先に「俺もしんどい」と言う夫。ちょくちょくいらっしゃるようです。

snsで非難ゴウゴウです。

どうしてこうなるのかなーと私なりに考えてみました。

妻が寝込んでいれば、夫の役割は
・妻の看病
・妻が普段している家事育児のフォロー
ですが、それよりも自分の気持ちに焦点が向いています。

『妻が臥せっている』と認識後、夫の気持ちに変化が起きたと思われます。
『いつもと違う』という違和感。不快さ。
→でもこれだけなら、『妻が寝込むと夫の機嫌が悪くなる』だけで収まると思うんです。(それもイヤですが)

更に『俺も』の要素が加わるということは、まだ何かあります。

ここから2パターンあるかと思います。
①悪意やずるさは無い、素直な人の場合
妻の体調から自分の体調に連想が広がる→『俺の体調、そういえば万全ではない』『何かしんどい気がする』→「俺もしんどい」と口に出す。
この状況でこう言うとどうなるかは予想していません。また、妻に比べると元気であるという客観視もできていません。

②損得に敏感な人
→妻が動けない→自分に負担がかかる。嫌だ。
→考えてみると自分も調子が悪い気がする。それなら俺だけ頑張る状況は回避できるだろう。
「俺もしんどい(から痛み分けだ)」

こちらのタイプはすぐ「ずるい」と言いそうな人ですね。できる限り楽をしたい。思いやりが薄い。
客観視は…微妙、どちらの場合もありそうです。


そもそも、大抵の大人は体調万全!元気いっぱい!という状態からは遠いものです。
どこかしんどさを抱えているけれど、まあ日常生活は送れる。探せば体調不良はあるものだと思います。だから『自分はしんどいかな?』と考えれば、すぐに見つかるでしょう。

物事を俯瞰してとらえる力や、優先順位をつける力が違いを生みそうです。
また俯瞰はできるけど自分本位な考えになりやすい人も混じっていて、この話題では全てが一緒くたに述べられている気がします。

①のケース、ASDやADHDぽさを感じませんか。。

①と、②の一部はかなり違うのに、言動が同じに見えるところが悲しいなぁと思います。

思いやる気持ちはあるのに伝わらないこと、結構ありますよね。。


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