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感情コントロール

会話が苦手なかた。いろいろなパターンがあります。返事することが何も頭に浮かばないとか、自信がなくて言えない。また内容が楽しくない話し合いだと感情的になってしまう。

失敗した経験が多いと、『いま、相応しい答え』を探そうとしがちで、話し出すタイミングがとれなかったりする場合も考えられます。

それは、本当の意味で会話の内容に向き合っていないのかもしれません。会話よりも自分の気持ちに向かっています。

それでは十分に脳を使えません。感情処理に大部分が割かれています。脳のリソースは有限なのです。使えるエネルギーは個人によって決まっていて、その都度何にどれだけエネルギーを使うかのバランスが変わります。

例えば感情のコントロールに8割使っている状態で、昨夜の夕食を思い出すのは苦労します。でも感情2割だとやりやすいでしょう。

逆に言うと、意識的に会話の内容に注意を向けることで、気持ちへ向ける分が減ります。そして気づけば落ち着いているでしょう。結果としてそうなります。

上の例ですと、気持ちが乱れていて難しいなりにでも、昨夜のことを思い出そうとしているうちに、徐々に注力のバランスが変わっていき、いつの間にか感情の乱れが気にならなくなるのです。

会話の場合は相手がいますから、相手に注意をはらう必要があります。

落ち着いて会話をするためのコツは、相手の言っていることを理解しようという姿勢です。自分の視点での理解ではなく、会話相手が何を言いたいのかの理解です。
当然、早合点は厳禁です。

この構えで臨むだけで好転する人はいらっしゃるでしょう。しかしそれでもうまくいかないなら、また別の対処が必要かもしれません。

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