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別個のインプットが1つに繋がるときの快感

先日購入したこちらの本。

コナン・ドイルの英文に、こんな表現が出ていました。

Oh, do, do take me word for it that he is innocent.  Let the matter drop and say no more.

p.29


「この件はもう終わりにしましょう」という定型表現だと知りましたが、直訳でも十分意味が取れるなと思いました。

このletは使役動詞ですよね。the matterがO、dropがCで動詞の原形になっています。
「その問題を落とそう」/「落ちるのを止めないでおこう」/「落ちるんだったらそのままにしておこう」と考えていくと、納得の表現です。

ちなみにmatterは動詞で使うと「重要である」という意味になる。
これ、めちゃくちゃ重要ですよね。

さて、ここからが本題。

この箇所を読んだ矢先、冬期講習の長文テキストに同じ表現を見つけたのです!!
しかも、そこに下線が引かれて問題になっていました。

「友人がレストランでのディナーに誘ってくれた場合、ホストが奢るのが一般的である」といった趣旨の後に続く英文がこちら。

The guest may offer to leave the tip, which may be declined by the host.
If so, just let the matter drop. 

岩手大学 2010 

「下線部はどんなことを述べている文なのか、日本語で説明しなさい」
という問題です。

なんとタイムリーな!!
でもインプットを続けていると、こういう場面に何度も出くわすんですよね。

洋画を見ていて、「あ、この単語この間単語帳で見たな」とか、twitterで英語の先生による一言解説を読んでいて「この表現、英字新聞で良くでてくるなーと思ってたけど、そういう意味やったんか」とか。

学びっておもろいな!繋がるんやな!とテンションが上がります。

気づかないだけで、日常には色んなことが落ちています。
インプットを怠るとアンテナが立たないので、その気づきを得ることなく、その喜びに気づくこともなく毎日があっという間に過ぎていくんだろうと思います。

もったいない。

そんなことを生徒にも感じて欲しいな、と思いながら今日もインプットに励みます。

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