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【読書感想】御社にそのシステムは不要です

ジョイゾーさんの考えがしっかりと詰まった本、うなずきながら読ませていただきました!

忘れないうちに…と思って、感想をメモさせていただきます📒


本の説明

メインターゲットは中小企業の経営者の方(システム導入の決定権がある方)かと思うのですが、IT化を進めるいち担当者としても、とっても勇気がもらえる内容でした!

冒頭部分はこちらで読めちゃいます^^

響いたポイント

響いたポイントたくさんあったのですが、一つだけ…
2章の「失敗を過度におそれない」の中でこんな一言が

『仮説の状態でもやってみる。(中略)もちろん、仮説通りの結果が出るとは限らないでしょう。しかし、うまくいかなかったとしても、「このシステムはいまいちだった」とわかるだけでひとつの成果です。うまくいかなかった理由を考えて、改善に活かす。その繰り返しが、最終的によりよいものを生み出していくはずです。

この辺り、システム部門始めたての頃の自分に伝えてあげるとスッと気持ちが楽になるだろうな、と思いました

一回で完璧を作る必要がなくて、失敗しても、その部分を改善していけばいいんだ!といった気づきの部分、今なら分かる感覚なのですが、最初の頃は何でできないんだろう…と捉えて落ち込んでしまったり

うまく言語化できていなかった、システム導入を続けるコツや考え方が、優しい言葉でまとまってるので、とても読みやすかったです

その後の章でも、なるほど、やこれで良かったんだ!が続いて、読み終わったあとは明日から頑張れるぞ!と前向きになれる内容でした

社内開発やkintoneがうまくいかないな…と悩んでる方にそっと差し出してあげたい内容でした^^

ちょっと思い出

私自身、入りたてのころに、社内で依頼していたジョイゾーさんのシステム39に同席してついて行かせてもらってた時期があったんです

そのときにイメージと違って驚いたのが「こちらの話をとてもたくさん聞いてくる」ことと「答えをすぐに押し付けてこない」ことでした

それまではシステム会社の方って、答えとなる解決策をITで提供してくれるプロの方、と思ってたのですが
答えとなる解決策は依頼をする側が持っているものなので、その部分を一緒に根気強く言語化して下さる姿が印象的でした!

当時は分からないなりに「作る前の要件定義にこんなに沢山の時間をかけてもいのだろうか…」と思っていたのですが
時間がかかった分、納得して使えるシステムになっていて、今でもふと見るとアプリのアイコンが変わってたり、説明が増えてたり、生きているシステムになっているな〜と感じてます^^

改めて本で読んでいても、普段業務改善にとりくんでいる立場からすると、遠回りに見えていた普段のこつこつが「間違っていないよ!」と背中を押してくれる、勇気がもらえる内容でした!

kintoneを使ってる方の中にも、1人でこのまま進めていいんだろうか…と思っている方々の心の支えになりそうな一冊です
システムうんぬんよりも、考え方を教えてくれる本なので、すっと読める内容でした

チームメンバーにも勧めてます!

そんなこんなで頷きながら読んでいたら付箋が沢山に(笑)

読み終わった本は、さっそくオフィスの「見てね!」ゾーンに置いてます

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ぜひぜひチームで一緒に読んでみてください!

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