僕が僕らしくある為に、自分の好きに嘘をつきたくない。

”好き”はとても尊いものだと思う。

”好き”は自分を作るし、”好き”こそ自分だ。

だから、絶対に自分の”好き”に嘘はつきたいくない。いや、つけない。

そこに嘘をついてしまったら、自分が自分でなくなる。

僕の存在意義が無くなってしまうような気さえする。

好きではないものに”好き”と言うのは、自分に嘘をついているという事で、それは自分を苦しめるのだ。

”好き”だけじゃなくても、思ってもいない事を言うのは良くない。思っていてオブラートに包むべき事はあるけれど、思ってもいないのに、言うのはダメだ。

そして好きならちゃんと好きだと言いたい。

それは人に対しても、物に対しても、感情に対しても、なんでもだ。

自分の気持ちに素直でいたいと思うし、自分にも相手にも真摯でいたい。

僕が”好き”という時は、本当に好きな時。好きな人にも好きと伝えたいし、自分のこだわりにも熱くいたい。

”好き”と言ったら気持ち悪いかなとか、面倒臭がられるかなとか、そういう事はあとでいい。

まず自分が心から”好き”だと思うのならば、誰にどう思われようとも、その気持ちを大切にしていきたい。

人としての信用を失いたくないとか、フォトグラファーとしての信頼を得たいとか、そういう事もあるけれど、もっと本質的な、僕が僕として生きていくのに、”好き”に嘘はつきたくない。

きっと”好き”に嘘をつき始めたら、きっとそれは自分が自分で無くなっていく最初の一歩になる。最初はきっといい人に思われるかもしれない。でもそれがだんだんと八方美人になり、嘘つきになり、自分で自分を苦しめる事になる。

僕が僕らしくある為に、”好き”にだけは嘘をつかずに生きていこうと、心に誓っている。

こーた

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