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しゃしんのへや

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写真やカメラの事を綴ります
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2019年8月の記事一覧

写真の本当の価値は数年後に出てくるのではないか。

最近思うことがある。 写真の本当の価値は、数年後に出てくるんじゃないかと。 掃除してたらつい見てしまう卒業アルバム。昔の家族写真。学祭の写真、ふとした日常の一コマ。 僕らは思い出をすごく大切にする。 振り返った時に本当の良さがわかる事がある。 思い出はかけがえのない宝だ。 その時はなんでもない一瞬で、ただバカやっててそれが楽しくて、数年後の事なんて頭にはない。 たけどある瞬間にその時の写真を見た時、その瞬間の全てがフラッシュバックしてくる。 懐かしい気持ち、あ

写真に必要な”物語脳”

僕が写真を撮る上で大切にしているのが、”物語脳”。 技術や知識ももちろん大事なのだけれど、それらはもう”ある”もので動かなければいけない。じゃないと、戦えないから。 モデルさんとのコミュニケーションがもっとも大事だと思うのだけれど、そのモデルさんを120%引き出すには、どんなストーリーが美しいのか。 どんな魅せ方をしたら、一番綺麗に、”らしく”写せるのか。 ありがたい事にここ数ヶ月たくさんの人を撮らせていただいているのだけれど、本当に人それぞれで面白い。人は誰しも違う

僕はもうプロのフォトグラファーと言う。

ずっと言えなかった。 「プロのカメラマンなんですか?」 そう聞かれた時に、「はい、そうです!」という自信が無かった。 お金を頂いているわけでもないし、写真を生業にしている人には程遠いスキル。依頼がたくさん来て撮影をしているわけでもない。 ただ好きでやっている。 アマチュアとも言えない、宙ぶらりんなただの写真好き。 「んー、まぁ好きでね。趣味でやってるんです。」 自信のなさから、"趣味"という言葉へ逃げていた。 でももうやめた。 自信があるか、と言われたらまだプ

その瞬間を逃さない。 目では追えない一瞬も、カメラには写る。 笑顔も、泣き顔も、しかめっ面も、その瞬間のその人の想いを逃したくない。 シャッターをきる瞬間に特別はいらない。 日常のその瞬間に、人の美しさはある。

RAWデータが消えたので、大量の撮影データの保存・管理を考える。

昨夜事件が起きました。 詳細は以下のツイートを見てください。 長いのでサクッと要約すると、本体の空き容量が足りなくなってきたので(SSD 256GB)、Lightroom CC Library を外付けHDDにコピー。その後一度コピーデータを開いて、動作確認後に元データはゴミ箱へ。完全削除ではなく、ゴミ箱。その後、もう一度コピーデータを開くと、データが消えている。(クラウド同期されていたデータはもちろん無事。) ゴミ箱の元データをもとに戻して、Lr CCを開くも、データは

才能よりも肩書きよりも、好きだと思う気持ち。

今日のnoteは何を書こうかなと、色々な人のnoteを漁っていたら見つけた記事。 僕はカメラが好きで、ポートレートをやっているけれど、あまり写真家は知らない。デザインの勉強をしている時も、何かハマっているものがある時も、他の人のことは大抵知らない。 興味がないわけじゃないし、勉強のために見ることはたくさんある。その中でたまたま目にして好きになる人もいれば、作品もある。 だけど調べようとしない。 単純に写真を撮っている事が好きで、その時間を過ごしているのがたまらなく好き

ひとつの小さな自信は、他の大きな自信へと。写真を通じて、自分が変わっていく実感。

何かひとつ自分に自信のある事が出てくると、他の事にも自信が出てくる。 そんな経験ありませんか。 僕はもともと自分にあまり自信がないタイプです。 今でも自分に自信を持てているかと聞かれたら、胸を張って「はい!」と言えるわけじゃないんです。 でも、小さな成功体験やたくさんの失敗は、自分を成長させてくれる。そしてそのひとつひとつが、自分の自信に変わっていくのだと気がつきました。 そしてそのひとつの小さな自信は、次の自分へのステップになるなぁと感じました。 小さな自信の積み