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21世紀を代表する会社の条件

自分のメンターの窪田さんから今回のテーマをいただきまいした。
サイバーで働く上で、社内の課題を発見し、それを解決していく全社人材になって欲しいという期待込められたテーマだと解釈しています。

このテーマについて熟考している中で、一番シンプルだったのが、
「21世紀を代表する人間が働いていた(もしくは働いている)会社」です。
自分の使命は「令和の渋沢栄一になる」です。この使命を「21世紀の渋沢栄一になる」とすればいいのではないかと思うので、これからとりあえずそうします。

とはいえ、この答えは、期待に応えていない回答ですw
なので、この使命とは別に、一人の社員として真面目に考えていこうと思います。

私は、会社ができてから24年目に入ってきた人間です。(ちなみに自分の年齢と同い年です)この24年間には様々な会社経営の軌跡があります。それは同時に、このテーマを考えるにあたっての制約条件になります。例えば、「会社のブランドイメージ」「大半の経営資源が国内である」等です。あとは、会社のミッションも制約条件ですね。参考までに会社のミッションを載せておきます。

サイバーのミッション

さて、ここから本題に入りますが、あくまでも個人的な主観で書きますので、「こんなこと考えてる人いるんだー」程度で読んでいただけますと幸いです。

では、初めに代表する範囲を考えてみます。どこで代表するのかということです。これは、世界なのか日本なのかでしょう。これは難易度と読み替えることもできます。ただステップとは読み替えることはできないと思います。なぜなら、世界を代表する企業が本店所在地で代表する必要は必ずしもないからです。しかし、現在のサイバーは日本国内での事業展開に閉じた経営を行なっています。つまり、会社の意図としてはおそらく、「まずは日本を代表する会社になる」ということなのでしょうか。そして、ミッションに「世界に通用するインターネットサービスを開発し、グローバル企業になる」とあるようにグローバル展開をしていく予定なのでしょう。
ここ実は結構大きな制約条件ですよね。世界196カ国のインターネット普及率って平均してもまだ40%届いていないです。つまり、インターネットサービスの消費者って時点で意外と狭いターゲティングなんですよね。(あくまで国単位で考えた時、人口で考えたら60%くらい)さらに、インターネットインフラがあるという大きな制約条件を課しているわけですから、競合が星の数ほどいます。ローカル企業の信頼、浸透の速さ営業力に勝つほどの、マーケティング力とブランド力持ってないと勝てない。そう思うと、AppleとかGoogleとかインフラ持ってるとマジで強いですよね。

ということで、範囲については、「世界」です。ですが、「まずは日本」です。

次に、「代表する」とはどうゆうことなのかについて考えてみようと思います。代表するというのは、相対的尺度なのか、絶対的尺度なのか。これは、相対的尺度でしょう。学校を代表する生徒会長も、相対的に選ばられるから納得している人間がマジョリティになるのです。総理大臣もそうです。
では、21世紀の世界を代表する会社とはどうゆうことなのでしょうか。
会社とは、(今の所は)人間の集合体です。そうである以上、母数の過半数の人間が「サイバーは代表としてふさわしいよね」となっている状態というのが、絶対条件になるのではないでしょうか。
先ほどの議論で、「まずは日本」という観点から、母数は日本人としていいでしょう。

つまり、まずは日本人の過半数以上の人が「サイバーは日本を代表する会社だ」と思う必要があるということです。

日本人の半分以上の人が、どうやったら、「サイバーは代表としてふさわしい」と思ってくれるのでしょうか。
これには2段階要素があると思います。
まずは、「認知」。そもそもサイバーって〇〇な会社だよねっていう状態
次に、「好感度」。サイバーっていい会社だよねっていう状態
だと思います。
好感度が高い会社を見てみましょう。

好感度ランキング1-31位
好感度ランキング32-50位

まぁなんか微妙なランキング。食品多すぎっていうのが自分が受けた印象です。
世界に目を向けてみると、この中のトヨタとパナソニック、ソニーくらいが好感を得ています。

ここまで考察してみると、違和感に気が付きます。
先ほどの「まずは日本」「次に世界」という代表するステップをとってしまうと、日本における認知をとり、好感度をとるためには、消費財を売らないといけないということです。消費財がメイン事業でなく世界を代表する企業は、Google、Meta(旧Facebook)、インテルとかですね。そして彼らに共通しているのが、プラットフォームを創っているということです。
あれ、サイバーってどっちもなくね、、、、
つまり、このままの既存事業でサイバーは21世紀を代表する会社にはなれません。
色々見えてきた制約条件を整理すると、時価総額は最低でも30兆円(今の30倍)かつ、世界的な一般消費財を販売するもしくは世界ユーザーが利用するプラットフォーマーになる必要があるということです。もっというなら、B2Cのバリューチェーンは最低限持っておきたいです。拡大解釈をすれば、「Abema」がそうですが、国内のチャレンジャーが世界のマーケットリーダーにはなれないでしょう。(Meta空間で一緒に映画観れるとか、マイリスト公開して他の人とコミュニケーションできるとかそーゆー新しいかつ、プラットフォーム化をやってもむずそう。国内の市場規模だとより一層)

ということで、ここまで考えてきた条件たちをまとめると下記になります。

  • 日本人の過半数に認知及び好感を得られている状態になる

  • プラットフォームまたは、消費財(ハードウェアでもいい)を創る

  • 時価総額を30倍以上にする

次に、時期の制約条件について考えてみようと思います。
21世紀を代表しているよね!って思うのって21世紀のどのタイミングになるのでしょうか。
20世紀を代表した会社って、20世紀末から21世紀にかけて言われると個人的には思っているので、それでいうとデッドラインは21世紀末になります。
仮に、2095年としましょう。すると、残り73年になります。
つまり、残りの73年間で上記三つの条件をクリアする必要があります。
今からやれば、まだ見えますね。

最後にまとめると
自分の肌感ですが、CAは常にフォロワー戦略を行なっていると思うので、少なからず今のままの戦略ではダメですね。(内定者時代のビジコンで実際に事業化したものも「フォロワー戦略」でした。子会社も基本的に多くはフォロワーです。あ、フォロワーっていうのはコトラーの競争地位の話で、模倣者です。)
今ここにない、次の当たり前を創る必要があります。
じゃあ何をしなければいけないのか。自分の考えとしては、事業を生み出すPDCAはすごくノウハウがあると思うので、その投資判断基準を変えるだけでいいのではないでしょうか。成功事例がないから成功するかわからない、ハイリスクハイリターンにもっと投資をしていくべきだと思います。
それか、それを大前提とした事業部を立ち上げるのもいいと思います。(ある意味AI事業本部がそうかもしれないけど、判断はまだまだフォロワー。デジタルサイネージ、無人店舗などなど)

そこで、社内ハッカソンを提案してみようと思います!!



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