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怪物園


作者のjunaidaさんの絵がとてもキレイで一目惚れし、新しい絵本を出すと知って発売してすぐに購入した絵本です。息子には早いかと思いましたが、1歳頃から好きでよく読んでいます。
怪物が沢山出てくるので怖がるかなと思ったのですが、怪物の目がいっぱいあるのがおもしろいらしく、怪物が並んでいるページになるといつも「めめいーっぱーい」と楽しそうに見ています。

ある日、怪物園が玄関口を開けたまま昼寝をしてしまいます。その間に怪物達が抜け出して人間の住む街にやってきてしまいます。人間は大人も子どももお家の中に逃げます。外に出られなくなった子ども達は、家にあった段ボール箱を使って空想の旅に出かけることにしました。まずは段ボールバスに乗って出発。キレイなお花がたくさんの街に出かけます。風船を使ってバスから気球に変身。高いところを登って行きます。外を見てみると、怪物達はまだ行進しています。あっという間にお風呂の時間。お風呂の中でも空想を続けます。バスタブに帆を張って船にします。潜水艦になって海を潜っていたら、困っている怪物達を見つけました。「おうちはどこ?」と聞くと「おうちは怪物園」と言われたので子どもたちは潜水艦を大きな潜水艇に変身させて怪物達を怪物園まで送ってあげました。子どもたちはお風呂から上がってお布団でぐっすり眠りました。次の朝、怪物達はいなくなっていました。

背景まで細かく描き込まれていて、息子が小さく描かれた物を毎回見つけて教えてくれるので、新しい発見があります。丁度コロナでお家から出られない時期と被って似ているのも面白いです。空想と現実が一緒になって不思議な世界観が面白いお話です。

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