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長崎市東山手の歴史的町並み #2

 洋風住宅群と並び、東山手の歴史的町並みのもう一つの中核は、3つの旧領事館を中心とする近代西洋建築群です。

 洋風住宅群を過ぎてオランダ坂をさらに歩き、海星中学校・高等学校沿いの分かれ道を進み、活水学院脇の切妻がのせられた可愛らしい煉瓦塀の細い坂道を下っていくと、東山手十二番館(現旧居留地私学歴史資料館)が見えてきます。1868(明治元)年に建てられたこの西洋建築は、ロシア領事館、アメリカ領事館、宣教師住宅として使われた後、1941年に活水学院に譲渡され、1976年に長崎市に寄贈されました。東山手では最古の西洋建築で、国指定重要文化財。

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 下の写真は、東山手十二番館の奥にある活水学院同窓会事務所。明治後期の建物といわれ、保存地区を構成する伝統的建造物の一つ。

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さらに、東山手十二番館からオランダ坂に戻るように坂を下って進むと、東山手甲十三番館が見えてきます。東山手甲十三番館はフランス領事館として使われていた建物。国の登録有形文化財。

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 東山手甲十三番館を出て石畳のオランダ坂を下っていきます。奥に見えるのは活水学院。活水学院校舎も構成物件の一つになっています。

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 途中に見える小道。ここも石畳です。側溝含めて居留地時代につくられた歴史ある街路です。

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 オランダ坂の通りの終着点に位置するのが、旧長崎英国領事館。平成5年より野口彌太郎記念美術館として使われています。国指定重要文化財。(老朽化により、2020年7月現在は、保存修理により閉館中。)隣にある領事館職員住宅も構成物件の一つですが、写真を撮り損ねていました(涙)。

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 ここで、東山手の歴史的町並みは終わりです。東山手を後にして、この後は南山手の大浦天主堂に向かいました。

 さて、この時の撮影は、RICOHのGX200を使っています。カメラの性能の何某かを自分なりに理解した上で購入した初めてのカメラでした。RICOHと言えば、ブランドを代表するデジタルカメラのGR(この頃はGR Digital)がすでに人気を博していましたが、ズームレンズのデジタルカメラが欲しくて兄弟分のようなこのカメラGX200を選びました。取り外しのできるEVF、ワイドやテレのコンバージョンレンズなどのアクセサリが充実していて、組み立てが楽しいシステムカメラ。出番は減りましたが今も使っています。

この記事はここまで。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

長崎市東山手(長崎県の港町・重要伝統的建造物群保存地区)

RICOH GX200  RICOH ZOOM LENS  f=5.1-15.3mm 1:2.5-4.4



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