タイ移住
「自分で選んでよかったこと」
これは間違いなくタイ移住。
移住を決めたのは26歳の頃、今から14年前です。当時は東京の繁華街に住み、働いていた。年収は400万円弱。特定のパートナーはいなかった。
ただ働いてただ消費して時間が流れいく、そんな状態。それはそれで別に良かった、というかそれなりに楽しかった。
特に上昇思考も無く他人より優れたスキルも無い、他人より努力するわけでもない。趣味は独りで散策すること。
親兄弟との関係も良かった。
ただ
「人生このままダラダラ過ごしてよいのか?」
そんなことをよく考えてはいた。
といっても自分にできることは少ない。金もない。
当時はまだスマホが一般的ではなかったので情報を得る能力も低かった。だから余計フワフワしていた。
当てもなくただ毎日東京砂漠を彷徨うように生きているだけ。
そんなある日、図書館て手に取ったあるタイ旅行記。内容はあまりにもくだらなく品のない作品でした(なので名前は伏せます)。
それなのに何故か凄く惹かれた。
海外かぁ。
海外旅行どころかパスポートすら持っていなかった僕は急いでパスポートを取りに行った。
仕事は辞め、単身タイへ。
お金に余裕はなかったので期間は10日間。この程度の日数なら仕事辞めなくても良かったんだけど何故か勢いが出てしまった。
そもそも英語が苦手だ。
今考えるとガラケー一つで海外、しかも英語ダメってヤバいかな。
そんなこんなでタイのバンコクに着いた。
タクシーでホテルへ。運転手にどう説明したかあんまり覚えていない。
とにかく当時のタイは暑く、臭く、うるさかった。
さらに前はもっと暑く、臭く、うるさかったらしい。
そしてひたすらバンコクの街を彷徨った。東京を彷徨っていたのとはまたちょっと違う気がした。
そして紆余曲折あってタイで就職、独立して今に至る。
タイに対して知識も興味も無かった僕がいきなりタイに移住した。
今考えてもとても不思議な決断だったと思う。
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