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子育ての評価をしたら少子化は加速する

おはようございます。

幡野広志さんの
なんで僕に聞くんだろう。
を読んでいます。まだまだ途中ですが、一つ一つの言葉がずしりと入ってくるようです。
おすすめです。

さて、本日はその中でもスッと納得した言葉についてです。現在、子育て奮闘中のわたしからすると頷きしかありません。

「子育てを評価すると少子化は加速する」

子育てをしたことがあるなら方なら誰もが悩む子育ての仕方。いろんな本読んだり、いろいろと話を聞いたりして、自分にあった方法を…なんて時間はありません。全ては子どもが優先になりますから。
にもかかわらず、とても悩みます。世界で唯一の最愛の娘息子。失敗しちゃったなんて決して言えません。

そんな状況のなか、その子育てを評価する。
あなたの子育ては80点ねとか。なかなかの高得点だ!とか。
あなたの子育ては40点…平均点以下ねとか。
もし、そんなことがあったら必死に必死に子育てをしているパパママのやる気が削がれることでしょう?

どんな基準で点数がつくのかとか、何が子どものためになるのかとかわかっていない。そんなこと考えると、評価されること自体が無謀でそんなの一切気にする必要がない。とそう思うのだけれど…

仮に点数化されるのであれば、自分の子育ては何点なのかなとか、もっといい方法があるのかなとか気になるし、評価されたらやっぱり気にしてしまう。他人につけられた点数を無視できるほど強くない。そう思っています。

強くないから評価を気にして、評価を気にすると評価のための子育てになってしまったりして、自分のダメさとか一つの評価軸の中だけでの優位性に満足してしまったり。一生懸命にやってる子育てが一瞬にして悪いとか言われちゃったりして

多くの人は、点数がついたり、結果がついたりするものって一種の怖さを感じると思います。気にしてはならないはずの評価を気にしてしまうわけだから…どこか満点を目指してしまう人も多いのではなかろうか。

その先は、失敗してしまうかもしれない子育てが恐いなのだと思います。

だって失敗しちゃったごめんねでは済まされないものだから。

当然、最低限の育児の大切なことっていうのはあると思うのだけれどね。

評価することがその人の意欲とか前向きさとか、果敢なチャレンジを奪ってしまうんだなって思いました。
タイトルの言葉がすって入ってきたのは、やっぱりこれまでにそのことを自分でも分かっているからなんだと思います。

そして、いまそんな仕事をしています。そんなつもりはなくても人を評価しています。

一切の評価から抜け出す事はできないと思うし、評価が正しい方向性を示すこともあるとは思うのだけれど、でも評価することの怖さを感じた一幕でした。

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