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3月30日 悪材料出過ぎ。どう織り込むか。

こんばんは。リバーです。

この週末は、様々な悪材料が出てきましたね。

東京都の外出自粛は想像通りでしたが、やはり報道を見てる限り、悲惨なシナリオを予感させました。

まずは、それぞれの情報を整理してみたいと思います。

①英国 ボリス・ジョンソン首相 COVID-19感染

英首相官邸は27日、ボリス・ジョンソン首相が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

彼だけではなく、チャールズ皇太子,マット・ハンコック保健相も感染している様です。

自主隔離を行いながら、公務を行う様ですが、、、、

イギリスの舵取りは大丈夫か?

これにより、ポンドは一瞬売り動向を見せました。が、上げて引けました。

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出典:トレーディングビュー

②FRB、米国債購入額1日当たり600億ドルに縮小

 米連邦準備制度理事会(FRB)は27日、債券を無制限で購入する制度に基づく米国債の購入ペースを落とす方針を明らかにした。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済・市場面の影響に対応するためFRBはこの2週間、米国債を積極的に購入してきたが、4月2日と3日は1日当たりの購入額を600億ドル(約6兆4800億円)に縮小する。3月30、31、4月1日の3日間は1日当たり750億ドルの購入を続ける。

このペースでいくと、FRBによる米国債購入額は来週末までに約1兆ドルに達する見通し。

出典:ブルームバーグ

FRBは「無制限の量的緩和」を若干弱める判断を行った。

つまり、FRBから言わせれば、「もう平常のリスクオフ状態に近いから、そろそろ力を緩めるよ。」ということですね。

③ドル円が、正常化して円高方向へ

26日、27日と、ドル円相場は大幅に円高が進行しました。

ドルの買い戻しが終わり、円の買い戻しが戻ってきたということ。つまり、平常のリスクオフ状態になってきたということです。

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出典:トレーディングビュー

④アノマリー:4月は海外勢強気傾向

海外勢は、1〜3月売り→4〜6月買いのイメージが強いです。し、実際データ上そうです。

個人投資家の逆をいく海外勢の動きが、「節分天井彼岸底」を演出しているのでは?と私は思っています。

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出典:アクアリンクス

⑤東京ロックダウンの影響

東京都の感染者は28日63人,29日68人と増加が止まらない。

また、大阪府においても、29日17人の感染が新たに確認された。

今まで日本は感染者の行動を徹底的に調べ、感染経路を先回りして潰すことにより、他の先進国よりも感染者が伸びずにこれた。

この戦略もこれにて潰えた。もう、止められない。後は、個人が頑張って感染しない様にする他ない。と、私は考えています。

もし、東京がロックダウンしたらどうなるか。

東京に店舗を持つ業者はほとんど倒産を迫られるでしょう。

東京は地代が高く、家賃が高い。また、人件費も高い。

しかし、住む人の年収が高いから、高単価の物が売れるから、高い経費をペイできる。

そこへ、ロックダウンが開始されるとどうでしょう。

開店しなければ、人件費は削れるでしょう。だが、家賃は削らない。

そして、経営は苦しくなり、借入をするか。店をたたむか。の究極の二択を迫られることになります。

借入をしても、すぐに良くなることはなく、景気は徐々に良くなるものですから、なかなか返せず、ほとんどが倒産してしまいます。

こうやって、リセッション時に上流階級と下流階級の入替が起こるのです。

⑥トランプ大統領、やはり守りが弱い。右往左往。

GMの人工呼吸器問題

米ゼネラル・モーターズ(GM)とベンテック・ライフ・システムズは、新型コロナウイルス感染者の命と回復を助ける人工呼吸器の生産拡大に向けて準備をほぼ完了し、あとはトランプ政権からの注文を待つだけだった。

  そこに浴びせられたのはトランプ大統領の罵声だった。大統領はGMの動きがあまりにも鈍いうえ料金も高すぎると非難し、特にメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)をやり玉に挙げた。

  このツイートは、トランプ氏の姿勢が180度転換したことを明確にした。前夜にはFOXニュースに対し、国防生産法を発動して製造業者に人工呼吸器の生産を強制する考えはないと述べ、GMなどの企業が既に行動を起こしているからだとしていた。

  この日のツイートでは一転して、GMにもはや保有していないオハイオ州の工場を再開し、そこで人工呼吸器の生産を直ちに始めるよう要求した。 

出典:ブルームバーグ

ニューヨーク州の隔離発言問題

トランプ米大統領が検討している、ニューヨーク州など東部3州の移動を制限する「強制力の隔離」措置については、ニューヨーク州知事クオモ氏は「意味不明だ。法的に強制できるのか分からないし、医学的な観点からみても何が成し遂げられるのか分からない」と怒り浸透だ。

出典:産経新聞

⑦サウジ、4月から原油増産宣言

27日に、サウジアラビアは原油減産を巡りロシアと協議しておらず、4月から増産すらつもりであることを表明しました。

これ以上、原油が下がると、流石に買い。20ポイント以下に来た時点で買いだと考えます。

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出典:トレーディングビュー

明日の日経平均

明日は、権利確定日であり、来年売り動向が強まる上、幾つもの悪材料が出てきましたので、下がるでしょう⤵️

クレディスイスは、株式市場に戻るときだ。との考えを表明しましたし、アノマリーは健在と考えます。

従って、ここから、安値を付けたところは仕込み場となると考えるべきであると思います。ドルコスト的にコツコツ積み上げたいですね。

また、原油に関しては、原油ETFを安値付近で仕込むことができれば、今年年末には上がるでしょう。なんせ、OPECもロシアも原油が下がれば、自国の経済が危ういですから、どこかで折り合いを付けてくるでしょう。

後は、金です。買い仕込みするべきでしょう。

これだけ各国の中央銀行が資金を注入していますから、いつか必ずインフレが発生します。リーマンの時も貴金属はインフレしましたしね。


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