見出し画像

【医療AI⑩News】音響AIで小児喘息検出、ロボットで認知トレーニングに問診、AIチャットボットの強みなどなど

ごきげんさまです。喜業家つぼです。
喜業家つぼのヘルスケアニュース何卒よろしくお願いします。

AIチャットボットの方がデリケートな内容に関して相談ができる。
自分自身が病気が心配になった時に、ネット上のいろいろな簡易検査や診断をしたことを思い出して、AIチャットボットが早期相談の強みがあることに納得しながらニュースをみていました。
妊娠検査薬の普及のような、AIチャットボットの普及が進むと無駄な悩みが減りそうですよね

1)AI医療画像と診療情報の統合

東京大学医学部附属病院と株式会社グルーヴノーツは、「人工知能を用いた医療画像と診療情報の統合による高精度な疾患画像判別モデルの開発」についての論文を1月7日に学術誌「Journal of Gastroenterology and Hepatology」にて発表しますのでご報告いたします。

2)薬局の品ぞろえ最適化AI

AI(人工知能)関連のソフトウエア開発を手掛けるエクサウィザーズは2022年1月5日、スギホールディングス傘下のスギ薬局と共同で小売業に向けた「品揃え最適化AI」を開発し、スギ薬局で運用を開始したと発表した。

3)非接触血圧測定

イスラエルの医療AIスタートアップ「Binah.ai」は、スマートフォン・タブレット・ラップトップのカメラを利用し、各種バイタルサイン(心拍数・心拍変動・酸素飽和度など)を測定するソフトウェアを発表してきた(過去記事)。プラットフォーム上で測定項目を拡充してきた同社は、新たに「非接触血圧測定」の実装を発表した。
Binah.aiの3日付リリースによると、追加された血圧測定機能は撮影時間1分で、その他のバイタルサインと同時に結果を抽出することを可能にしている。これまでの測定項目と同様、遠隔光電式容積脈波(rPPG)に基づき、顔の皮膚領域からカメラに反射してくる光をディープラーニングアルゴリズムで解析し、血圧値を算出する。

4)病院送迎乗り合いタクシーAI

茨城県つくば市や県、民間企業などでつくる「つくばスマートシティ協議会」は、ルート検索などに人工知能(AI)を用いた乗り合いタクシー「つくば医療MaaS」の実証実験を、17日から市内で始める。交通の利便 ...

5)AIヘルスアシスタントとテレビの統合

医療AI企業のMayaMDは、ヘルスアシスタントとして機能するAIアプリケーション「Maya」を提供しており、これは言語ベースの症例情報から、重症度判定と受診先選定などに強力なトリアージ性能を示すものだ。同社は5日、LGの北米イノベーションセンターにあたる「LG NOVA」との新たなコラボレーションを発表した
同社が明らかにしたところによると、MayaをLGのスマートテレビに統合することにより、より簡便で費用対効果の高い患者ケア・管理を実現するという。当初は心血管疾患を対象とし、パイロットプロジェクトによって「テレビを介して健康情報を提供すること」の影響と効果を評価する予定としている。MayaMD の共同設立者であるVipindas Chengat氏は「我々は医療をより良いものにするため、この技術が提供し得る可能性を理解し始めたばかりだ。LG NOVAと協力して実現しようとする未来に強い興奮を覚える」と語る。

6)音響AIで小児喘息検出

ドイツBosch(ボッシュ)は2022年1月4日(米国時間)、テクノロジー見本市「CES 2022」で、人工知能(AI)を活用し、初期のぜんそくなど子供の肺疾患を呼吸音から早期に検出するセンサーを開発すると発表した。国際宇宙ステーション(ISS)のシステムの異常検知に使われている音響AI「SoundSee」を応用する。

7)認知機能トレーニングAIロボット

 地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪精神医療センター(大阪府枚方市、代表者:岩田和彦、以下:大阪精神医療センター)とAI ロボットベンチャーの株式会社ハタプロ(本社:京都府京都市、代表取締役:伊澤諒太、以下:ハタプロ)は、「認知症患者の認知機能改善に有効な新規タスクの研究開発」を共同でおこなっています。
 今回、研究の一環として「AI ロボットを用いた新しい認知機能トレーニング法」を開発し、認知機能改善に
おける有効性を確かめるため、大阪精神医療センターでの研究協力者様を対象に臨床研究を開始しました。

8)医療AIプラットフォームにインターシステムズ参画

顧客の最も重要である、拡張性、相互運用性、およびスピードに関する課題の解決を支援する創造的なデータ・テクノロジー・プロバイダーであるインターシステムズは、この度、「医療AIプラットフォーム技術研究組合(略称HAIP)」の組合員として加入したことを発表します。

9)AIチャットボットの方がデリケート相談に最適

「スティグマ(stigma)」は差別や偏見を意味し、医療の文脈でも用いられている。例えば性感染症のような疾患には、人間性に及ぶ否定的な意味付けがなされてしまうことも珍しくない。今回のCOVID-19をめぐる情勢においても、感染者に対するスティグマ問題は顕在化した。それらデリケートな健康問題について話し合う際に「AIチャットボットが患者の心を開く可能性」が、英ウェストミンスター大学の研究グループから発表されている。
SAGE Digital Healthに発表された同研究によると、英国市民を対象として「AIチャットボットの受け入れ度合いが、スティグマや疾患重症度に応じてどのように変化するか」という調査が行われた。チャットボット/GP(一般開業医)/GP-チャットボットの組み合わせ、それぞれに対して健康問題の相談先として患者の受容度を評価した。その結果、最も患者の受け入れが良好であったのは「GPに対する相談」、次いで「GP-チャットボットの組み合わせ」であった。特にがんのような深刻な健康問題の相談先としてチャットボット単体では受け入れられにくかった。しかし、「スティグマ性が高い健康問題」に関してはチャットボットが相談先として受け入れの可能性が有意に高いことが示された。

10)AIロボット問診

がん研究会有明病院(東京都江東区)は、通院でがん薬物療法を受ける患者に対し、タブレット端末を使う人工知能(AI)ロボット問診の導入に向けた取り組みを始めた。医師の診察前に行う薬剤師による副作用問診をAIロボ問診に段階的に置き換え、薬剤師不足や副作用の見落とし防止など、外来がん薬物療法が抱える課題解決を目指す。詳細確認が必要な患者には薬剤師が重点的に問診し、最適な処方提案につなげる。(山谷逸平)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?