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あなたの伝え方が退屈だと言われてしまう問題【理由はたった1つ】

「いつも退屈な文章ばかりを書いてしまう」
「でも何が問題なのか全然わからない・・・」

この記事はそんな方へ向けて書いています。


こんにちは、放送作家の村松です。
私は「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「出没!アド街ック天国」「スッキリ!」
「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ」「ハモネプ」など
多くの番組制作に携わってきました。

そして伝える技術の講座を
早稲田大学エクステンションセンターで担当しています。


この記事では、20年以上にわたる「伝える仕事」のキャリアで学んだ、
伝えるための技術を紹介します。

放送作家という伝えることのプロならではの視点で、
一般的に書籍などには書かれていないようなこともお話ししようと思います。

伝える技術が上がれば
あなたの人生がちょっとだけ楽になります。


あなたの伝え方が退屈だと言われてしまう問題【理由はたった1つ】


結論、聞き手や受け取り手の気持ちを引き寄せることができていないためです。

一体なぜこの状態が問題なのか?
その理由を詳しく見ていきます。



聞き手の気持ちを考えたことはありますか?


テレビでも小説でも舞台でもラジオでもYouTubeでも
あらゆるエンタメの作品を見ている時に
退屈だなぁと感じてしまう時があります。


また、プロが作ったものでなくても
学園祭の出し物や、映像作品などでも
なんだこれ、全然面白くないなぁと感じたことはありませんか?


発信されるものを受け取る時に
見ている側がこのような状態になると
「つまらない」「退屈だ」という烙印を押されてしまいます。


このように、あなたの作品や発信が「退屈だ」と思われている時は
相手の気持ちを引き寄せることができていないということになります。


クオリティが高ければ「退屈」ではなくなるのか?


あなたは、

退屈だと言われないためには
作品のクオリティを上げていけば解決するはず!

と考えていませんか?


実は、それは大きな勘違いです。


世の中にはクオリティが高くても
退屈でつまらない作品は存在します。


映画やドラマで
ものすごい有名キャスト、脚本家、監督が集まった作品や、
新しい技術が駆使された映像を使った作品でも
なんかいまいち・・・
と言われてしまう作品てありますよね?


不思議なことに
逆にクオリティが低くても
めちゃめちゃ面白い作品や発信も存在します。


その違いを生み出すものとは一体何なのでしょうか?



学校の先生のモノマネはなぜ面白いのか?


あなたも学生時代、先生のモノマネで笑ったことはありませんか?
クラスの誰かが先生の特徴をモノマネして
みんなで爆笑することは学校あるあるですよね。


でも、プロのモノマネ師と比べると
そのクオリティはどうでしょう。


きっとプロの方が上手にできるはず。
でも、学生時代は
友達が演じる程度のモノマネでも大爆笑をしていたはず。


クオリティは低いはずなのになぜ・・・?


他にも、幼稚園のお遊戯会なども同じです。
知らない子たちのクラスのお遊戯は見ていられないほど退屈だ
なんて感じたことはありませんか?


だけど、自分の子供や
親族が出ていると楽しんで見てしまいますよね?


幼稚園児のお遊戯なのでクオリティなんて意識はなく、
それでも見入ってしまうのはなぜでしょうか?


実はここに、
退屈な作品と、面白い作品を分ける鍵があります。



クオリティは無関係!そのワケは・・・


学校の先生のモノマネが面白いのは
あなたがその先生のことを知っているからです。


普段、授業で接していて
態度やキャラクターやクセをわかっている。


だからこそ、友達が真似するその姿が
とても面白く感じるのです。


幼稚園のお遊戯会も同じです。
我が子だから、親族だからこそ楽しめる。


逆に、突然知らない人に
あなたの知らない学校の先生のモノマネをされたら
どんな気分でしょうか。


縁もゆかりもない幼稚園児のお遊戯を見たら
退屈だと思わずにいられるでしょうか?


あなたが見ているものを面白い!と感じるのは
「自分とそれが関係ある」と認識しているからなのです。



関係があるから、面白い


知っている、興味がある。
見ている側にこのような気持ちが芽生えると
一気に面白くなります。

先ほど書いたように
そこにクオリティは関係ありません。
エンタメでなくても情報でも同じです。

興味がない情報は退屈ですが
あなたが知りたいジャンルの情報であれば面白くなります。

このように「面白い」と感じてもらうためには
視聴者、受け取り側に「自分と関係がある!」と思ってもらうことが重要です。



あなたの作品や発信を「退屈」にしない方法


結論として、あなたが発信することを
「視聴者に関係がある!」と思ってもらう要素が
あれば「退屈」だとは思われません。


いつも「退屈だ」と言われてしまう場合は、
ここの「視聴者に関係がある!」と思ってもらう意識が足りていないのです。


あなたは情報を発信する時に
「これは読んでいる人、受取り手に関係があると思ってもらえるかな?」と
考えて作っていますか?


この要素が抜け落ちているのであれば
どれほど美しい日本語を並べても
まさかの展開を作っても
面白いとは思ってもらうことはできないのです。


逆に言えば、ここの構造がしっかりとできていれば
クオリティは低くても「面白い!」と思ってもらうことができます。



退屈を防ぐ具体的な方法はあるのか


退屈だと言われてしまう原因と理由が
これではっきりと分かったと思います。


次にこれを脱するためにコツをお伝えしたいと思います。


それはズバリ、
相手の感情を揺さぶるということです。


今目の前で起きていることは自分と関係がある!
という感情を巻き起こるためには
実はちゃんとした方法があります。


長くなってしまったので続きは別の記事にまとめます。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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