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読書メモを皆さんにご紹介

こんにちは。
世良です。
少しお時間が空いてしまって、すいません。
この誰でも発信できる世の中。毎日投稿をする事がたくさんの人に認知される秘訣とはわかりつつも怠惰な自分が邪魔をして、続かなかったりして、、、

つまり頑張ります。笑
これからも応援よろしくお願いいたします。

さて本題に入ります。
今日は、前回にも告知した、
読書メモにある僕が好きな一文や響いた一文を紹介したいと思います。

詳しくはこちらを参照してください。


読書メモって?

簡単に説明すると、読書メモは、
読書中に、「あ、これすごくいいな。」「今の自分に共感できるな。」なんて感じた一言や一文をすかさずメモする、すごくfeelingベースなメモのことです。
ちなみにこんな感じです。

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こんな感じでノートにまとめてます。
移動中とかにはスマホのメモを活用することもあります。
(結果ノートの方にもう一度書くんですけど、、、笑)

読書家の皆さんならやってる方も多いかもしれません。
僕は、本のストーリーや構成ももちろん大事だと思いますが、誰かの心に響く一文や一言を残せる作家になりたいので、こう言ったことも取り組んでいます。

そして今回僕が、このメモを公開しようと思ったのは、作家さんの生ある一文を紹介することで、


・小説作品に触れる人が増えてくれる。
・新しいジャンル、作家を読んでみようというキッカケを提供できる。
・別の視点(皆さんの意見)に触れたい。

そんな事ができればいいなと思ったからです。

皆さんの少しでもお役に立てれば幸いです。
では、第一弾紹介していきます。

1, 「四月になれば彼女は」 川村元気 P.100 L.16

まずはこの作品から。この一文をどうぞ。
僕が初めてメモをした一文です。

「でも皮肉じゃない?自分のために何十人、何百人も集まってくれるのって、結婚式とお葬式だけで。だけど、その人生の一大イベントが流れ作業で回ってるわけだから。」

これは結婚式場の下見の場面で、結婚を控えた主人公と婚約者の間で交わされた会話です。

確かに。笑
と自分に響く言葉を感じます。
僕にとって大事なことは、あなたにとってはどうなのか?
社会にとっては?
世界にとっては?
それが人生最大のイベントであろうと、時の歯車の一つでしかない。
考えさせられる一言でした。

そしてこの作品は、こう言った壮大な世界の中で、本当に自分の大切なものは何か?
それは、どんな大きなことでもなく、奇抜な出来事やメッセージでもなく、なんなのかと考えさせられる作品でした。

気になった方はこちら。


2.「トラペジウム」 高山一実 p.58 L.10〜

続いてはこちらの作品を。
乃木坂46の高山一実さんが著者ということで、一躍話題となった作品です。
現役アイドルが描いた作品なんて、興味をそそらない訳が無い。
どんな作品か早く知りたくて、何店舗もの書店に駆け込みましたが、なかなか出会えずに、結局ネットで購入したことを覚えています。

こちらの一言をどうぞ。

「“新製品が安い”を文句にしている。電気屋に到着し、4階のパソコン売り場へと向かった。全面鏡になっているエスカレーターでは、各々の本性が見えて面白い。〜(略)ここは、人間の大半が隠し持つナルシズムが解放される数少ないスポットだと思う。」

駅付近の家電量販店やショッピングモールで誰しもが経験した事があるのではないでしょうか。
自分の顔、髪の毛、服装。次のフロアへと移動する間にあの鏡で僕らは、たくさんのことを確認、修正したりしませんか。
何気ない一場面、言われてみればと納得できる文。共感を生む文があることは、いい作品の共通点ではないでしょうか。

この作品は、女子高校生が東西南北の美少女を集めて、アイドルを目指すという作品で、アイドルという職業柄、自分の容姿やスタイルを必ず気にするという、心理をさりげない場面で盛り込めるのはとても技術のいることで、勉強になりました。

気になった方はこちら。


3.「麦本三歩の好きなもの」 著 住野よる p. 129 L. 13

最後はこちらから。
「君の膵臓を食べたい」で有名な住野よるさんの作品です。

「こうして水族館で目の前にしたり、テレビでこう言った水槽を見たりすると、三歩はいつも、この地球という星も誰かが自分たちを閉じ込める水槽にすぎず、どこからか絶えず見られているのではないかと想像をする。」

すごくわかりやすく現代社会を表現した一文で、これは、三歩という主人公の素直な性格と感性だからこそ感じれるものだと思います。

水族館は、多種多様な生物が見れる人工の世界、人の技術で実現できた生態です。
その中で、奇妙な動きをする魚、一際目立つ大きな魚、こちらに話かけているように見える魚。人の数、目にする光景の種類があります。

これは、現代のSNS社会にも当てはまると僕は思います。
奇抜なことをすれば目立つ。容姿に特徴があれば目立つ。不特定の誰かに話かけることだってできる。
これは、もちろん良くも悪くもです。
僕らは、水槽を覗く側であると同時に、自ら水槽の中の魚にもなってることに気付かされる一文でした。

気になった方はこちら


終わりに

いかがでしたか?
こんな感じで不定期ではありますが、紹介していければと思います。
僕も、誰かに届く一言を生み出せる作家になりたいです。
精進します。

こちらで不定期ではありますが、小説投稿してます。
ゲーム実況者が結婚式に向けて突っ走る物語です。
気になった方は是非覗いてみてください。

では、また次回!