見出し画像

今シーズンを振り返って(トップチーム編)

こんばんは!トライフープ岡山の福井航介です!

今回は前回の続き、今シーズンを振り返って(トップチーム編)を書いていきます!

(前回のを読んでいない人は是非こちらを読んでみてください。)


ある日突然比留木GMから電話をもらった僕ですが、最初は電話の内容が何なのか予想がつきませんでした。

しかし電話の内容を聞くと、なんとトップチームへの昇格のことでした!週末の遠征からチームに合流してほしいということで、すぐに食い気味に行きますと返事をしました。笑

比留木GMとの電話を切って、すぐに家族やお世話になっている方々にも電話をして、やっと夢への第一歩を踏み出せるという喜びを伝えました。

契約することがゴールではなく、この日からがスタートだということは十分わかってはいましたが、この日だけは素直に喜び噛みしめました。


電話を頂いたのが木曜日の夜で、翌日の昼には遠征先に移動しなければいけないため、契約やメディカルチェック、選手登録などを金曜日の午前中に大急ぎで済ませて、なんとかギリギリ移動のバスに間に合ったという感じでしたね。笑

バスに乗り込むと、トップチームのメンバーは何でお前いるの?みたいな顔してました😂

誰も僕が遠征に来る事を知らなかったみたいで、サプライズだったようです笑

初のプロの試合は出場することは出来ませんでしたが、あの慌ただしい週末は一生忘れないと思います。笑


ちょうど僕がトップチームに昇格したタイミングで、ヘッドコーチが元安ヘッドコーチから、比留木アソシエイトヘッドコーチに変わりました。

正直かなりチームとして色々大変だったと思います。

ヘッドコーチが変われば、チームとしてのバスケのやり方も変わりますし、選手だった比留木さんがコーチに専念することで、戦力ダウンにもなったと思います。シーズン途中でチームがガラッと変わった様な感じでした。


実際僕は元安ヘッドコーチの元では練習も参加していないですし、試合にも出なかったので、ヘッドコーチが変わる前と後での変化は特別感じることはありませんでしたが、みんなが手探りでやっているというのは感じました。

試合に多く出ている選手なんかは特に大変だったと思います。

ヘッドコーチが変わり、最初に迎えたホームでの埼玉ブロンコス戦は、やはりなかなか上手くいかず、連敗。

個人としては1日目の前半残り数秒でワンポイントのディフェンスをするために出場機会をもらえ、数秒ではありましたが、プロのコートに立つことができ、デビューを果たしました。

(Bリーグは基本的に土日開催で土曜、日曜で同じチームと2日連続で試合をする。)


そしてバイウィーク(試合がお休みの週)を挟んで、しっかり練習して臨んだアウェイでの八王子ビートレインズ戦は成果をしっかり発揮して連勝!

コーチが変わって初の勝利をあげた土曜の試合後のロッカールームではみんなで勝利を喜んで、比留木ヘッドコーチを祝福しました👏


そして翌節はホーム平日開催の佐賀バルーナーズ戦。初日の前半残り3分くらいで名前を呼ばれコートに。点差も拮抗していた大事な場面で、コートに立てたことはものすごく良い経験になりました。前半終了間際にはプロ初得点となるスリーポイントを決めることが出来ました。

しかし、チームは連敗。自分達のやりたいバスケがなかなかできませんでした。

個人的にこの試合の思い出は、大学の後輩である、ノブ(佐賀バルーナーズ 栗原信彦選手)とプロのコートに立ち、プレー出来たことですね!

まさか関東4部の名前も聞いたことのないような、弱小の桐蔭横浜大学から2人もBリーグのコートに立つ日が来るなんてきっとみんな思っていませんでしたよね。

佐賀戦と同じ週の週末には鹿児島レヴナイズ戦。2日間とも激戦でした。特に1日目は延長戦までもつれ込む試合でしたが、最後にJP(ジェフリー・パーマー選手)がスリーポイントを決めて勝利🏆

2日目も接戦の勝利し、連敗後にしっかり連勝し、立て直すことが出来ました。と思いきや、翌週の豊田合成戦で大敗し、年が明けて最初の岩手戦も連敗。

チームの雰囲気はかなり悪くなっていたと思います…。

しかし翌節のベルテックス静岡戦は連勝。

勝つ試合は連勝するけど、負ける試合は連敗という、かなり波のある感じ。笑

この辺は勢いに乗ると強いけど、崩れると立て直せないという感じでしたね。


そしてベルテックス静岡戦の翌週、伝説の東京サンレーブス戦です。笑

あの試合はトライフープのこれからの歴史の中でも絶対に語り継がれていく試合だと思います。笑

初戦を落としてしまったチームはこれまで初日に負けると連敗してしまうというジンクスを覆すためにも、何としてでも勝つという気持ちで臨みました。

しかし試合は後半に入っても、サンレーブスに15点ほどリードされたままの展開、審判とも選手、コーチ共にかなりバトルしてしまっていました。

その時1つのジャッジをキッカケに大波乱が…

詳しいジャッジの内容などは忘れてしまいましたが、多分シュートファールに対するものだったと思いますが、そのジャッジに不服だった比留木アソシエイトヘッドコーチが物凄い勢いで審判に抗議をしたため、テクニカルファールをとられました。ここからまた抗議を続けたため、多分合わせて3つくらいテクニカルファールをとられ、この辺で比留木アソシエイトヘッドコーチに退場が告げられ、退場になります。そして、ライセンスなどの関係上ヘッドコーチ代行を務めていた鳥屋尾ヘッドコーチ代行も比留木ヘッドコーチの抗議によるベンチテクニカルファールにより退場。

(鳥屋尾ヘッドコーチ代行は何も抗議してませんが、巻き添いをくらいました。笑)

なんといきなりコーチングスタッフが2人退場になってしまったのです。笑

幸い、選手兼アシスタントコーチである大森選手がコーチライセンスを持っていたため、試合は続行可能でしたが、もし大森選手がコーチライセンスを持っていなければ、その時点で試合終了になるところでした。笑

その後試合はテクニカルファールとシュートファールのフリースローを含む5本のフリースローを相手に与え再開。(今までフリースロー連続5本とか見たことない笑)

コーチがいなくなり、どうなるかと思いましたが、そこから逆にチームは団結。20点近くあった点差を大逆転して、見事勝利。

お客さんも大盛り上がりで、物凄いエネルギーの中での試合でした。あの雰囲気は確実に今シーズンで1番でしたね。


激闘の翌週はアウェイで金沢武士団と対戦。

初戦は前節でのテクニカルファールに対してリーグからの制裁があり、またしてもコーチが2人不在で臨みましたが、チームは大爆発。1Qだけで40点ほどスコアする大量リードをそのまま守り切り勝利。

2日目も勢いそのままに、無事に勝利しました。

個人的には初日は良かったものの、2日目はミスを連発し、全くもって良いところ無し。翌週のホームでのアイシンAW戦では2日間ともにベンチロスターから外れることになってしまいました。

でもこのロスターを外れたことが今となっては良かったと思います。客観的に試合を見ることで、自分がどうするべきなのか、チームに何が必要なのかをよりハッキリと確認出来ました。

その翌週のアウェイでの埼玉ブロンコス戦は遠征に帯同出来るかどうかもヒヤヒヤでした。地元埼玉での試合でしたし、ロスターを外れた後の練習中での姿勢とか、プレーが正しかったのかどうかを確認できるポイントでもあったからです。

結果として、遠征にも帯同できましたし、プレータイムも以前より少し長くもらうことができました。(同じポジションの頭山選手の怪我の影響もあった)

家族や、地元の友達などが沢山観に来てくれた試合で、自分らしいプレーが少しは見せられたのでよかったです。この試合をキッカケに少し感覚を掴んだのもあり、翌週のホームでの八王子ビートレインズ戦もプレータイムをもらうことができました。

2日目の日曜日はサッカーJ2に所属しているファジアーノ岡山との共同開催だったということもあり、ファジアーノの試合観戦後に多くのファジサポの方々が試合を観に来てくれました。

シーズン最多の2634人!!!

この大観衆の前でプレー出来たのは本当に最高でした!

あの大歓声をコートに立ちながら聴いて、やっとプロになれたのかなって思ったりしました。

やっぱりベンチからコートにいる選手に送られる歓声を聴いているのと、コートに立って自分のプレーにお客さんが歓声を送ってくれるのを聴くのでは全く違います。めちゃくちゃ嬉しかったし、本当に力が湧いてきました。

その日はちょうどタイミング良く、試合のパンフレットの表紙だったり、お客さんのお見送りをしに会場の出入り口に行くことができたので、お客さんと直接お会いでき、「面白かったです!」とか「頑張ってください!」とかリアルな声を聴けて本当に嬉しかったです😭

色んな人がたくさん写真も一緒に撮ってくれたり、僕のSNSをフォローしたくれたりして、この日を境に更に選手としての意識や自覚が増しました。


そんな自分の中でも良い感覚を掴みかけ、プレータイムも少しずつ伸びてきて、これから!という時にコロナウイルスにより、シーズンが中止に。

本当に残念で仕方ありませんでした。

それでも今シーズン初めてプロの舞台に立ち、良い事も悪いことも沢山経験できたシーズンは本当に楽しかったです!

もう間も無く、7月から2020−2021シーズンになります。

まだまだコロナウイルスにより先がわからない状況ですし、今後どうなるかはわかりませんが、今シーズンの経験を糧に、全力でプレーしている姿をまた見せられるようにしっかりと準備しています。

長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!

今後更に活躍しているところをお見せしていくので、これからも応援よろしくお願いいたします!!

いいね、コメント、サポート、などもドシドシお待ちしております!


#bリーグ #b3リーグ #バスケットボール #岡山 #トライフープ岡山 #tryhoop #okayama #福井航介 #FOOK #フックのフック #ファジアーノ岡山


皆様のサポートがこれからの僕のキャリアをより良いものにしてくれます。 是非、ともに成長していくためにサポートお願いします!