変わらないもの

 突然ですが皆さん、アニメ映画の「時をかける少女」ってあるじゃないですか。あれ私めっちゃ好きなんですよね。話すと長くなるのでやめておきますが、私が今回書く内容は「変わらないもの」です。時をかける少女の挿入歌になっている奥 華子さんの曲と同じタイトルですね。この曲、私はプレイリストに入れていて、ループして聴くほどに気に入ってます。

 さて、私たちは誰しもが変わらないものを探していると思います。かく言う私もその一人で、自分自身が持っている(と思われる)変わらないものをいつも探しているような気がします。そしてコロナ禍のいま、それが加速しているような気がするのです。

 一応私も若者の端くれですのでSNSをよく見るのですが、結構な頻度で若者の社会に対しての意見を目にします。普通の生活ができなくなって、そしてその理由を若者に押し付けられていると考える若者が、文章とSNSを利用し声を上げているのだと思います。

 では私はどう思っているのかと言うと、そもそも私が世の中の「普通」と呼ばれるような生活をしていなかったからか、社会からの強い抑圧を感じてはいません。コロナ禍ですので、誰しもが行動を渋りますし、私にも精神的に負荷がかかっていることは事実ですが。私がどんな生活をしているかと言うと、自律神経を壊しているので生活習慣はめちゃくちゃ、学校にはほぼ行っていない、など世の中の普通とは違った青年期を送っていると思われます。

 言い換えれば、コロナ禍よりずっと前から社会からの抑圧感を持っていたと言うべきでしょうか。学校にあまり行っていないことを非難する人もいます。また、いわゆる普通の生活というものへの憧れと、今の僕が持つ劣等感も混じり合っています。多くの友達は朝から学校に行き、勉強と人間関係と(部活と)で揉まれ成長しているのですから。

 それがコロナ禍でみんな抑圧感を思えるようになった。そんな状況なんだろうと思います。そして多くの人が以前の生活に戻ろうとしています。

 でも、もう今までの生活に戻るのは無理かもしれません。価値観の変化を我々自身がすることを余儀なくされていると思います。社会からの抑圧に声を上げることも大事だと思います。そして、それと同等くらいに自分が変化していくことへ寛容になるべきだと思います。

価値観は変わるものだと思います。「変わらないもの」は「変わっていくもの」があるからこそ見つけることができます。コロナ禍において、世界が変わりました。「変わらないもの」を探し続ける私たちも変わりました。だからこそ、今だからこそ見つけられるんです。

 変わらないものしかなかったら、私たちは変わらないものを探さないでしょう。でも今大きなパラダイムシフトがやってきた。この状況をチャンスに変えて「変わらないもの」探し、一緒にしてみませんか。

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