『意義』を創り出すマインドセット
今日は 長期インターン先で21卒向けの就活イベントを開催しました。
就活を始めたばかり もしくは今から始める人たちに、現在絶賛就活中の20卒の学生の立場から 今やるべきことをシェアするイベントでした。
参加者は10名ほどでしたが、満足度は非常に高い 楽しいイベントだったと思います。
今回はこのイベント中に感じた気付きのシェアです。
↑自作したイベント宣伝pop、、笑 デザイン勉強したい、、
ニーズを汲み取る難しさ
イベントの企画段階から、自分は自己分析の重要性とやり方を詳しく解説する担当だったので、がっつり自己分析ワークシート作ったりプレゼンを準備していました。
プレゼンやWSの内容に関してある程度自信はあったし、それをやる必要性も実感していました。
一方で、21卒の参加者が今どのような状況で どんな類の情報を求めているかについては、正直 掴みきれていませんでした。なんとなくそこにモヤモヤを感じながらも、それを解消できないまま イベント当日を迎えました。
するとやはり、第1部の「就活ざっくり解説」のパートでは、21卒の参加者のニーズを汲み取りきれておらず、きょとんとしている参加者が非常に多かったんです。
自分は第1部の担当ではなかったので、その様子を客観的に見れていました。だから 自分たちが伝えている情報がうまく参加者に届いていないのに気付く事が出来ました。
参加者自身が忘れていたもの
そこで、第1部が終了し 自分が担当する自己分析の第2部に移るタイミングで、参加者の方々に「今日このイベントに来た目的」を近くの人と2分程度で話してもらうことにしました。
この判断が大正解でした。
これによって、「参加者が求めるもの」がスタッフにも一定 明らかになったと同時に、『参加者自身』も「なぜこのイベントに来たのか」を思い出すことができたと思うんです。
その咄嗟の判断によって、第2部をさらに参加者の為になるコンテンツに修正ができたし、参加者にとっても このイベントから何か1つでも持ち帰る「マインドセット」が整ったように思えました。
意義は「現れる」ものではなく「創り出す」もの
僕はclosedのイベントも含めるとだいたい月2回以上イベントを開催していますが、その企画段階でいつも頭にあるのは、「(無料だったとしても)時間を割いてイベントに参加してくれる人には 『来てよかった』『持ち帰るモノがあった』と思ってもらいたい」ということです。
そのために参加者をリアルに意識したイベント設計は前提ですが、
(とはいえ「自分たちが伝えたいコンテンツ」と「参加者のニーズに合うコンテンツ」とのバランスは非常に重要で、参加者のニーズにだけ偏るのもまた違うと思っています。)
そこを磨いた後に重要になってくるのはむしろ『参加者のマインドセット』なのではないかと思うのです。
とあるワークショップの講師の方が、
「質問は『思い浮かぶ』のを待つんじゃない。『創り出す』んだ。」
と おっしゃっていたのですが、これと同じように
「イベントに参加した意義は『現れる』のを待つものではなく、『創り出す』もの」だということもできると思うんです。
参加者は「自分がこのイベントから何を持って帰れるか」に主体的になるべきだと思うんです。
そして運営側も、参加者のマインドセットの整理は参加者に委ねるのではなく、「マインドセットを整えてあげることを心がける」必要があるのではないでしょうか。
場の空気を読む
参加者としてイベントに参加する際には、毎回「自分は今回どんな目的でここにきたのだろう」「何を持ち帰りたいんだろう」ということを意識的に自分に問いかけたいと思います。
主催者側に立つときには、その場の空気を読み その場に応じて参加者のマインドセットを整えられる準備が大事だと思います。
どれだけ作り込んだコンテンツでも、当日の参加者の雰囲気や空気感によっては全く響かないこともあり得ます。
そんなときにとっさに場の空気を読み、何か1つでも参加者が意義を感じられるものを提供できるよう、心がけていきたいと思います。
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