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パリでバイト始めました

新年が明け、いよいよ2学期が始まりました!
それなりに授業や課題の感じにも慣れて、余裕が出てきたので、いよいよバイトを始めてみることにしました。

何をしようか色々悩みましたが、結局あるあるな日本食レストランでのサービススタッフ。始めたばかりで、覚えることもたくさんあり、大変ではありますが、なかなか面白いですよ。

バイトの探し方

ネットで「パリ バイト」などと調べると、MixBやIndeed、また、在仏日本人向けのOvniなどのサイトで求人情報が見れるので、そこから選んで応募します。
掲載されているものだと、飲食業が多いですが、他にも引越し業やコンテンツライターなど様々な業種があります。

そこからは日本と同じ様に、メールを送るか、電話をして、やりたい意志を伝えます。私の場合は、メールで返信が遅くなるのが嫌だったので、電話で留守電を残しました(もちろんフランス語で)。1時間後くらいにすぐ電話が返ってきて、その電話ですぐに働くことが決まりました。

交換留学生のアルバイト

私は、現在は交換留学生としてパリに来ていて、長期学生ビザを持っています。フランスでは就労ビザを持たなくとも、長期学生ビザを持っている学生なら、生活費を補うために、フランスで働く権利を有しています。

長期学生ビザの場合は、労働時間は週20時間程度までという決まり。授業との両立を考えると、充分な労働時間だと思います。

また、留学生であっても、バイトを始める際には、セキュリテソシアルという保険に加入します。要は、給与から保険料が税金と一緒に天引きさせられます。

なぜ日本食レストランを選んだか

私は日本にいた頃も、飲食店でバイトをしており、それなりに慣れていましたし、パリは物価が高く賄いで食費が浮かせられるので、パリでも飲食バイトしたいな〜となんとなく思っていました。

もともと私はチャレンジ精神が人一倍ある人間なので(と自分で思っている)、本当はパリのフレンチレストランとかでフランス人に囲まれて働きたかったです。ですが、色々調べるうちに、保険の加入がうまくされていなかったり、給与に偽りが生じたりと、悪質なケースもあるようで、契約内容に関してはしっかり日本語で理解できた方が安全だと思い、日本語が少しでも通じる、日本食レストランでのバイトに決めました。

実際にバイトを始めてみて

まだ始めて1週間程度ですが、なんとなくの感想や気づきを!

言語面

もちろん、パリではフランス語で接客します。まだ始めて間もないので、最初の注文や会計など、重要なことはしていませんが、ちょっとしたお客さんの要望に答える程度のことはしています。また、日本食レストランとは言え、店員の大半が日本人ではないので、その人たちと話す時はフランス語で会話をしています。

個人的に日本食レストランだと日本語ばかり喋るのかなと思っていたので、フランス語を使う機会が多くあるのはとても嬉しいです。

また、私はこの店で数少ない日本人の1人なので、「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」を言う係になっています。日本のお店みたいに言ってね〜だそう笑

賄いが神

日本でも賄いというものはとにかく美味しいですよね。こっちの賄いもかなり美味しいです。

そしてなおかつ、パリではアジア料理レストランも値段が高いし、調味料も高いので、食べたいものを食べるのにお金がかかります。それもあって、これまでそんなに日本食を食べていなかったので、すごく嬉しいし、美味しいです。白米はおかわり自由!

オーナーさんには、「あれ、持ち帰り用のタッパーとか持ってきてないの?」と言われたぐらいなので、ビンボー学生にはとても優しいお店でした。

あと、ちなみに厨房スタッフは中国人が多いのですが、賄い中はみなさん中国語を話しているので、何を言っているのか分かりません。それもなんとなく楽しいです。

短期で働ける

個人的に驚きだったのが、短期間でも学生を雇ってくれることです。日本だと、3.4ヶ月だけバイトをしたい〜というと嫌な顔をされますが、普通に採用されました。(日本で飲食バイトの経験があったから優遇されたのかもしれませんが)

バイト先の先輩も、「1ヶ月だけしか働いてないよ〜来週からオーストリアに留学するし」とか、周りの友達でもバカンスの週だけとか、割とフレキシブルに働くことができます。

料理の出し方

ランチの場合は、メニューは定食セットが多く、ただ出すだけなので正直楽です。それに対し、ディナーは日本食とは言えども、ここはパリ、コース形式で出すので、タイミングを見計らうのが大変です。

Entrée→Plat→Dessertの順番で出すので、お客さんがどのタイミングで食べ終わるかを予測して、それを厨房に伝えなければならないのです。オーナーさんにそのやり方を教えてもらい、この間初めてチャレンジしたのですが、お客さんの食べるスピードがその瞬間から格段に遅くなったのと、私が調理時間がどれくらいなのかをイマイチ把握しきれていなかったのが相俟って、完全に読みを外してしまいました。
初めてのミスです…。

幸いにも、できた料理をオーブンの中で保温することができたので、温かいままお客さんに料理を提供することができましたが、オーナーさんには怒られました。

他の従業員の方には、「まだ初めてだししょうがない、ちゃんと教えてあげるからね」と頭をポンポンされながら励ましの言葉を貰ったので、これから上手くできればいいなぁと。


という様な感じで、ぼちぼち仕事内容を覚えている真っ最中です。

パリのディナーは値段も高いですし、一つ一つの食事に拘っているパリジャンも多いです。そのため、接客一つでもかなり気を引き締めていかないといけないな、とこの1週間でかなり実感しました。

フランスでしかできない貴重な経験、大事にしていきたいです。

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