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スシ食いねェ!

弾性ストッキングを男性用ストッキングだと勘違いしていたのは僕だけじゃないはず。「え?女性に男性ストッキング履かせるの?」って恥かいたことがあるのは僕だけじゃないはず。#介護あるある…なのか

こんにちは、コッシーです。


さて、うちの入居施設の食事で人気No1なのがダントツでお刺身です。本当にみんな大好きで普段は魚が嫌いで食べない方でも何故か刺身は食べられるくらい大好きです。

魚嫌いの入居者に「あれ?魚嫌いだったと思うけど刺身は食べられるの?」と聞いたら、「刺身嫌いな人いる?」って逆に言われてしまうほど皆さんお刺身は好物なんです。

お刺身が好物ということは当然お寿司も大好きでして、コロナ前はご家族と外食される場合は回転寿司に行かれる事が多く、帰宅された時は「美味しかったぁ」ととても満足げな顔をされていました。

うちの施設の食事ではお刺身はたまに出ますが、握り寿司を提供したことはありませんでした。理由はいくつかありますが、1番の理由としてはやはり手間がかかるということでした。

お寿司は手間もかかるし、ご家族と外食時に行くことが多いからうちではいいよね、っていうとても優しくない理由でした。

しかし、現在はコロナ禍によりうちの入居施設では外食をずっと禁止にしているため、大好きなお寿司を食べる事は叶いません。

入居者とお話をしている際にも時折「お寿司が食べたいなぁ」と言われる方もいます。コロナはまだ終息されておらずそうなるといつ外食に行けるかは分かりません。このまま一生寿司を食べないまま生涯を閉じてしまう方もいるかもしれません。

それってやっぱり寂しいじゃないですか。外食でお寿司を食べる事が叶わないのであればもうこっちで作っちゃえば良いと思うですよ。

というわけで、責任者の特権を使いまして、先日の日曜日のお昼にうちの施設初の【握り寿司】を提供しました。

いつもお刺身を買っている魚屋さんに無理を言って握り寿司用にネタをカットしてんもらいました。

ネタはマグロ、タイ、サーモン、エビ、玉子のご種類にしました。

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普段食事は全て厨房スタッフに任せているので僕が料理を作ることはありませんが、こういう特別な日はついつい厨房の様子を見に行ってしまいます。


シャリを丁寧に握っているスタッフの横に行き「ほぉ~上手だな~お寿司屋さん開店できるんじゃない?」と邪魔…いやコミュニケーションを取っていると厨房スタッフから「握ってみる?」と言われました。#多分欲しがる顔してた

人生で初めてシャリを握ったのですが、あの固くなり過ぎずだが形はしっかりと整えるというのがなかなか難しく全然上手に握れず1個握っただけでいかに僕が寿司職人として才能がないか理解しました。

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1番上が僕が握ったシャリです。#いやおにぎりか

「まぁこれは自分で食べなね…」と呆れ顔でスタッフからは言われましたが、入居者のシャリは厨房スタッフが上手に握りまして、ネタを乗せて完成しました!

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天ぷら付きのお寿司定食です。美味しそうでしょ♪


久しぶりにお寿司を見た入居者たちから感嘆の声が上がります。みんな嬉しそうに食べてくれまして、「美味しい!」「ありがとう!」と言ったお声をいただき、本当にお寿司を提供して良かったと心の底から思いました。

もちろん、僕ら職員もお寿司を食べまして、先日の健診にてメタボ一歩手前で片足突っ込んでいると言われダイエット中だった僕もその日ばかりは食事制限を解除してお寿司と天ぷらをお腹いっぱい食べました。

これにより片足メタボだったのが両足どころか四つん這いになって両手両足メタボに突っ込んでいる状態だと思いますが、入居者の笑顔を見れたのでそれも仕方ないかと思っています。

※いやお前は我慢しろや


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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