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お帰り

仕事と子育ては似ている

気持ちを込めて丁寧に向き合えば良い仕事に育ち

いい加減な気持ちで適当にやれば価値の無い仕事に育つ

長い年月をかけて大切に育てた仕事ほど、我が子のように愛おしくなるのは自然の理だ


最近、手塩にかけて育てきた子供(仕事)をあるスタッフに引き継ぎした

本当はずっと僕が育て続けたかった大切な子供だ

でも僕には新しい子供を育てる責任と義務がある

まるで子供を嫁に出すような寂しさと幸せを願う気持ちで引き継ぎを進めた


僕の子育ての仕方が悪かったのか、それともスタッフに子育て能力がないのか引き継ぎはとても難航した

でも僕が大切に育てた子供には嫁に行っても幸せでいて欲しい

すぐに離婚して出戻るような事だけはあってはならない

丁寧に何度も説明してようやく理解をしてくれて、無事嫁入り(引き継ぎ)が終わる


肩の荷が下り安堵に包まれたあと、寂しさが襲ってくる

寂しさを紛らすように新たな子育てと向き合う

ほどなくして引き継いだスタッフが病気療養となった


嫁に出した子供が2日で出戻ってきた


異例のスピード離婚に驚きを隠せないけど、もともと自分の大切な子供だ

「お帰り」そう言って、笑顔で迎える

…さてと、大家族の子育てが始まるぞ



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