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2022 J2第31節 ロアッソ熊本戦

 前節琉球に今季最多の5ゴールで勝利したヴァンフォーレ甲府は昇格組でありながらプレーオフ圏内に位置するロアッソ熊本と対戦しました。

1.試合前

 今節は台風による影響が心配され、大雨の中での観戦や試合中止も覚悟の上で行きましたが、笹子トンネルを越えてからは雨が降っていなくてびっくりしました。もちろん小瀬も降っていませんでした。
 この日は様々なイベントが企画されていましたが台風による影響を鑑みほとんどが中止となりました。それでもスタグルは通常通り販売されていたので、選手コラボスタグルを買いました。今回は鳥海丼と4大陸ームソーダ(ブルーハワイ)を買いました。荒木選手とのコラボスタグルも買う予定でしたが私が着いた頃には既に売り切れとなっていました。これを買うことアできなかったのが心残りです。

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4大陸ームソーダー ブルーハワイ味
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鳥海丼
チキンソテーもピラフもおいしかったです

 スタグルを食べていると試合前のアップが始まっていました。選手紹介の際に熊本の大木監督の名前が呼び上げられるとスタンドからは大きな拍手が沸き起こっていました。

2.スタメン

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 甲府は前節からスタメンを2人入れ替えました。3バックの中央に野澤陸選手が入りました。一方の熊本の変更は1人で、出場停止の菅田選手のところに酒井選手が入りました。

3.雑感

 この試合は序盤から熊本ペースで進みました。選手が流動的に動きながらポジションを取りズレを作ろうとする熊本相手にボールの奪いどころが定まらない印象がありました。そんな中PKを取られてしまいますが岡西選手がビックセーブを見せてくれました。このPKに至るシーンや1失点目のように今日の試合では河原選手がフリーでパスを出すシーンが多く見られました。河原選手に時間とスペースを与えると高精度のパスが供給されるのでもっと厳しくそこをケアする必要があったと感じました。一方の甲府はCFのリラ選手にボールを供給し、そこで起点をつくって展開することを狙っていましたがあまりチャンスにつながっていないように思いました。リラ選手自身の競り勝つ回数を上げていくことはもちろんですがリラ選手にボールが入ったときに周りのサポートが少ない印象があったのでサポートをもっと厚くしなければならないと感じました。しかし前半の終盤になると甲府がペースを握り返しました。アンカーの河原選手の脇には大きなスペースがあり、そのスペースで甲府のシャドーの選手が前向きで受けることができるようになり、仕掛ける回数が増えていきました。そして前半終了間際に須貝選手の得点で先制に成功しました。
 後半立ち上がりも熊本ペースで進みました。熊本はボールの動かし方だけではなく奪われた後の切り替えの早さも素晴らしいと感じました。熊本の奪われた後の切り替えが早いため甲府は蹴らされてしまいそれを熊本が回収して二次攻撃につなげるシーンが多かったです。そして髙橋選手のスーパーゴールで同点とされました。シュートはスーパーだと言うしかありませんが熊本に動かされ河原選手をフリーにしてしまったことで勝負ありだと感じました。その7分後にフリーキックから竹本選手に合わせられ逆転されました。しかしその10分後に三平選手が決めて同点とします。この得点もアンカーの脇で受けた長谷川選手が起点となったことから生まれました。その後新加入のフォゲッチ選手などを投入し甲府が攻勢を強めますが勝ち越すことはできず、2-2の引き分けに終わりました。フォゲッチ選手は短い出場時間でしたが球際の攻防で強さを見せる場面がありました。しかし、本来のポジションではない左サイドでの出場となったため攻撃時は窮屈そうでした。本来のポジションで出たときにどれだけやれるのかに期待したいです。

4.あとがき

 先制するも、後半に逆転され、その後同点に追いついて引き分けとなりました。なかなか連勝ができない点はもどかしいですが、負けなかったことは良かったのではと思います。千葉、東京Vと順位が近いチームとの連戦が続きますが、ここで連勝してプレーオフ圏を射程に捉えたいところです。
 台風による影響が心配され、大雨の中での試合も覚悟しましたが試合中は全く雨が降らなかったのが今節最も良かった点でした。

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