シェア
こそねさんち
2021年1月31日 22:00
前回はこちら↓仕事が終わり片付けていると親方が「帰れる?」とひょこっと事務所を覗いてきた。「あっ、帰れます。今、戸締りをしたら」そう言うとじゃあ、車に来てね~と去っていった。そして僕のうちにより衣装ケースと身の周りのものをまとめて親方の車に乗せた。そして、まさかの・・・朝、「また今度」と言ったばかりの親方のおうちに戻ってきた。「ただいま~」と入っていく親方に続いて「おじゃましま~す
2021年1月30日 22:00
前回はこちら↓翌日、目が覚めると長女さんは部屋にはおらず・・・下の階に行くとお弁当と朝ご飯を作っている奥さんと長女さん。「おはようございます。」とあいさつをすると「おはようございます。さぁ、もうじき出発になるからご飯食べてくださいね。お弁当、これ持って行ってくださいね。」と笑顔の長女さん。お弁当に感動していると・・・「さあさあ、ご飯です。」そう言って朝ご飯を出してきた。ありがた
2021年1月29日 22:00
前回はこちら↓親方の家に着くと職人さんも勢ぞろい。にぎやかな新年会でいきなり言われたこと・・・「監督さん、殴ったんだって?大騒ぎだったよ、次の日仕事に行ったらさ、その話で持ち切り。」「いや、僕のほうが重症です。歯がおれました・・・。」口を開いて歯を見せた。みんな大うけ・・・。「あの主任も少しは反省するだろう。これで。」と職人さんがはなした。「その前に歯医者ですね(^▽^)/」と長女
2021年1月28日 22:00
前回はこちら↓帰省する前日。仕事納めをしている僕に上司のみなさんが「今から打ち上げするぞ。」と声をかけてきた。お酒を飲みながらいろいろと話していた。僕はお酒に強くなかったので一応、付き合いだからとちびちび飲んでいると主任が横に現れた。そしてなんだかいろいろと言われだしいかに僕がダメなやつなのかを永遠と話されだした。これまでも事あるたびにいろいろとあったけれどさすがに限界と思った瞬間
2021年1月27日 22:00
前回はこちら↓そしてお誘いをうけたクリスマスイブ。僕は最寄りの駅に着くと電話連絡をした。「今から迎えに行くから10分くらい待ってて」と親方が言われた。駅でウロウロとしていると某chicken屋さんのファミリーセットが目にはいった。2セットほど買い、お隣の花屋さんで可愛い鉢植えもお土産にすることにした。しばらくすると緑色の車が駅の前に到着。「おまたせ~」と親方が笑顔でお迎えに。車にのり1
2021年1月26日 22:00
前回はこちら↓12月に入り、いよいよ佳境に入ってきたこの現場。日曜日も出勤になりだした。その日の担当だった僕は現場巡回をしているといつもの親方にあった。「今日さぁ、日曜日だからこのあと遊園地に連れて行こうと思って家族がついてきているんだ。妻と息子は横の商店街に遊びに行っているんだけど、ここの休憩所で高校生の長女がテスト勉強しているから、監督さんもと塾の先生だったんでしょ?よかったら見てあげ
2021年1月25日 22:00
前回はこちら↓喪主以降、母の要求はレベルアップ。「せめて、あなたぐらいちゃんとしなさい。」と言われ続け生きてきた。弱いから剣道。暗いから子ども劇団。と母はいろいろと詰め込んできた。高校も大学も公立でいくように言われていたが大学入試で失敗。建築系に進むことは決まっていたため地元の自宅から通える私立大学に進学。そして、就職。ここでも母は地元の企業を進めてきた。最大手のゼネコンを受けた。
2021年1月24日 22:00
僕たちの出会いを話す前に・・・まずは僕の人生の流れについて話そうと思います。僕の父と母はお見合い結婚。一人娘だった母に父が一目ぼれをして婿に入る形で結婚したそうだ。そして僕が生まれた。その2年後、弟が生まれ、年子で妹が生まれた。小さい頃、母はとても過保護でおうちの中でも安全のために帽子をかぶせるくらい。そのため僕は大人しい子どもに育った。母の関心は僕に降り注ぎ、父は活発な弟を連れて