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知ってる?ママン No.7"おいしいご飯につられて・・・"

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翌日、目が覚めると長女さんは部屋にはおらず・・・下の階に行くとお弁当と朝ご飯を作っている奥さんと長女さん。

「おはようございます。」とあいさつをすると

「おはようございます。さぁ、もうじき出発になるからご飯食べてくださいね。お弁当、これ持って行ってくださいね。」と笑顔の長女さん。

お弁当に感動していると・・・「さあさあ、ご飯です。」そう言って朝ご飯を出してきた。

ありがたくいただき準備をして出発。職人さんたちと話をしながら小一時間。仕事場に到着。

久しぶりに勢ぞろいした現場は活気があった。そこにあの主任が現れた。何ともバツの悪そうな顔をしていた。そこに親方が来て・・・「いろいろあったんだって?どっちも大変だったね。どっちだったっけ?歯が折れたの?」と話した。

「歯?折れたの?」主任が驚いた顔をした。

「折れました・・・ここ」見せると

「あ~、すまなかった・・・。」と主任。

「ねっ、喧嘩両成敗。どっちもしゃーないじゃん。ね、さぁ仕事仕事。」と笑顔で親方は仕事に戻るように促した。

それからは少し気まずい感じは残りつつも通常モードで仕事ができるようになった。昼ごはんを食べようと休憩所に行くと親方も同じ弁当を広げていた。

「あっ、監督さん。一緒に食べよう。これ、おすすめのおかずなんだよ」といいながらおいしそうに食べている親方。

「ほんとだ、おいしい。」思わず笑顔になるおいしさ。

「あのさぁ、昨日話していたんだけど・・・よかったら引っ越してこない?うちの家に。」

「えっ?」

「いやさ、一人だと寂しいし大変でしょ?ご飯とか。前に話していたじゃん?スーパーやコンビニのご飯ばかりって・・・。それをうちの人たちに話したら心配していて・・・特に長女ね。あの子、栄養士目指しているから気になってしょうがないみたいで・・・。監督さん・・・カリカリ・・・って背中流した時に思ったみたい。」

まさかのそこ・・・(;'∀')体のことも生活のことも心配されていたとは(;^ω^)

「確かに、このおいしいご飯が毎日食べられるのなら今すぐ引っ越したいかも・・・です。」そう話すと

「えっ、じゃあ決まりね。引っ越し決定。」

「えっ?決まりですか?」

「うん、今日からうちに住むの。電話しとくから。荷物は毎日少しずつ運べばいいから☆」

そして僕の家はあそこのおうちに移動することになったのだ・・・。

次につづく・・・

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