年中無休note

子育て1コマ漫画エッセイ『年中無休』 no.11『歯磨きバトル』

毎日の歯磨きは追いかけっこで、かくれんぼ。遊んでるわけじゃないんだよ…。そんな時代もありました。下の歯がニョッキリ2本出て、離乳食をはじめた頃から歯磨きスタート。寝転がらせ、歯ブラシを口に入れた途端泣き出す子ども。そりゃそうだろう。歯を磨かれるなんて初めてのこと。私や旦那が歯を磨いているところを見たことはあっても、見るとされるでは大違いなんだろうな。

で、歯磨きの歌を歌い、気を紛らわす作戦。成功する時もあれば、失敗に終わることも。泣く子どもを見て、「かわいそう」とつぶやく旦那。でも、泣いたからといって歯磨きをしないわけにはいかない。虫歯になったら大変だ。ワンワン泣く子と心配おじさんの旦那のつぶやきをうっちゃって磨き続けた。

その頃、子どもは「プパプパ」とか「だぁ」とかの喃語(なんご)時代。言葉にならない言葉で自分の気持ちを伝えはじめた頃。まだまだ、自分の思いがきちんと伝わらず、イライラして大泣きすることが多かった。そして、旦那は、子どもに対して超絶心配モードを発動中。子どもと旦那、ダブルパンチで疲れることが多く、私は子どもと旦那に翻弄される毎日であった。

例えば、子どものしゃっくり。うちの子ども、乳幼児の頃、よくしゃっくりをしていた。でて3分くらいでおさまるのだが、3日程続けてしゃっくりをした時があっった。3日目、旦那は子どもがしゃっくりで死ぬのではないか?と肝を冷やしはじめた。

ちょうどその時、私は風邪をひいていて高熱があり、「そんなことより、私熱があって」と、そ旦那に訴えてみたが、『私の高熱』<『子どものしゃっくり』。トホホ…。まだ子どもは言葉で「痛い」や「気持ち悪い」など言えないので、我が子の体調に思いをめぐらせた結果なのだろう。致し方ないのかもしれないが、子どもへ対する配慮を1%でいいから、私に向けて欲しかった(笑)

子どもが4歳になった今では、まだ意思疎通がうまくいかないこともたまにあるが、言葉でのやりとりができるようになって、大泣きすることも格段と減った。それにともない、旦那の心配症は、少しずつおさまってきている。


NEWS

小学校の図書館などに掲示される新聞、『小学図書館ニュース』6月18日号に絵本作家、イラストレーターの仕事についてお話しした記事が載ります。


発行・一コマ漫画・テキスト・編集・ はまのゆか 2018年6月5日

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