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きっかけは1歳の娘のアトピーの悪化

我が家がマイホーム購入を考え始めたのは、娘(1歳)のアトピーの悪化がきっかけでした。


賃貸マンション

今住んでいる賃貸マンションに引っ越した途端、それまで落ち着いていた娘のアトピーが悪化しました。
すぐに小児科の先生に診てもらったところ、転居先の環境が問題かもしれないと指摘されました。

私は元々自然育児に興味があり、「衣」と「食」には気をつけていたつもりでしたが、「住」については【今は賃貸だから仕方がない】と諦めていました。

しかし、夫の通勤や息子の通園、駅に近いなど、生活する上では便利に思えても、底冷えする床、暗くて狭い玄関、なにより毎日かゆそうにしている娘の姿のようすを考えると、長く住む場所ではないと気持ちが強くなりました。

子育ての家との出会い

マイホームを建てるなら自然素材が良いなあと思っていたところ、偶然「子育ての家」を発見!
「子育ての家」のホームページを見て、珪薬土に無垢材、主婦と子どものことを大切にした現役主婦による設計、ワングレードである建物の品質など、ひとつひとつのこだわりがすっと心に入ってきました。
すぐに小川さんの「暮らしは変えられる」を購入。
あっという間に読み終え、「子育ての家」は私の理想の家だと確言しました。

この段階では、夫には全く相談なし。
「子育ての家」の話を聞いた夫は、「引っ越したばかりなのにマイホームなんて何を言っているのだろう?」と思ったそうです。
それでも、娘のアトピーは気になっていたようで、ホームページを見せ、「暮らしは変えられる」も強引に読ませると、夫も納得し同意してくれました。

正式依頼

家作り診断の結果はOKだったので、2月に家族4人で長崎へ体感に行きました。
事務所では、床暖房の暖かさに感動し、じっとしていられない子どもたちはスタッフさんに遊んでいただきました。
小川さんから一通り話しを聞き、その場で正式依頼をしました。
ここまではなんの問題もなく順調に進みました。

大工の父

しかし、最大の難関は私の父のこと。
父は代々地元で大工をしており、工務店を営んでいます。
当然、「家を建てるなら、父に頼みたい!」と昔から思っていました。
そのことを小川さんに相談すると、「契約や保証の面などから施工を全て頼むのは難しいだろう」ということでした。

夫ともいろいろと相談しましたが、結局「家作りは父ではなく、小川さんに紹介してもらう工務店にお願いし、父には完成後に棚やウッドデッキの取り付けなどをお願いする」という結論になりました。

後日、私が夫婦で話し合った結論を実家に説明に行きました。
両親に説明をしたところ、大激怒。
すぐに夫にも来てもらい、二人で説明しましたが、怒りは収まりません。
「同じ市内に娘夫婦が家を建てるのに、大工の自分が全部施工しないなんて考えられない」ということで、私たちは家作りの計画を一から見直すことになりました。

小川さんに相談

しかし、「子育ての家」を諦めることもできず、困って小川さんに相談しました。
小川さんは「自分は実現請負人だから、子育ての家を建てられるベストな道を探します」と言ってくださり、父に施工を全て頼む方向で色々と調整をしてくださいました。
この時、夫ともよく話し合いました。
夫の本音を初めて聞いたり、お互いの方向性が同じことを再確認できたり、色々悩みましたが、最終的には「設計:子育ての家、施工:父」という私にとって最高に幸せな形になりました。

いよいよ

そして、6月に着工、7月に無事上棟式を終えました。
父の晴れ姿を見るために、長崎から小川さんも来てくださいました。
順調に行けば10月には完成します。
完成した時に夫の顔、子どもたちの顔、そして父の顔を見るのが今から楽しみです。
先日、上棟式後初めて現場を見に行きました。
とても暑い日でしたが、窓を開けていると風がよく通り気持ちがよかったです。
まだ外壁も出来上がっていない段階でしたが、キッチンになる場所に立ってみると、外の景色がとてもよく見えました。
これなら、毎日の皿洗いも楽しく出来そうです。

家づくり

以前は、マイホームというと「子どもが小学生になるまでには」「頭金がもっと貯まったら」と漠然と思っていましたが、子育ての家を知ってからは、「今しかない!」と思い、突っ走ってきました。
実際3月には大震災があり、4月には夫がまさかの異動&減給。
もし2月に決断していなかったらきっと立ち止まっていたと思います。
正直なところ、息子がもっと小さいときに子育ての家を知っていたかったと思いますが、今が我が家のタイミングだったようです。

御礼

悩んだときにいつも明確な答えを出してくれる小川さん。
体感に案内してくださり、今は施工の面で父に色々とアドバイスをしていただいている工務のみなさん。
なんだかんだと私の我侭に理解を示してくれた夫。
暑い中家を建ててくれている父。
そして、我が家の子どもたちに心から感謝しています。
子どものためだから、お金と労力を使ってでも環境を変えようと思えました。
子育ての家での、子どもたちの成長が楽しみです。


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