KOKOROさん
過程も結果も大切に認める社会
指導ってなんのため?
ある先生の指導によって鉄棒の「逆上がり」を成功させた子がいた
その子はとっても喜びうれしそうだった
「やったー!もう鉄棒やらなくて済む」
なんのための指導なんだろう?
なんのための教育なんだろう?
先生も一生懸命だったけど、なにか目的が違うような・・・
私はできるという結果も
挑戦する過程も
どちらも大切だと気づいたのです。
VISION
過程も結果も大切に認める社会
私が学生の頃、好きなのに苦手だった数学、嫌いなのに得意だった体育(鉄棒や陸上は嫌いで苦手、ボール運動や水泳は好きで得意)、嫌いで苦手な英語(なのに今では英語を使う仕事についている)…など、1つの場所や分野には様々な結果や思いが込められている。
また、状況は刻一刻と変化し、必要になったりやりたいと思ったりして、大人になってから学びなおし、いつでも好きや得意になれるきっかけが転がっていることも経験した。
私が取り組んでいる物事に対して「できる・できない・好き・嫌い」…という1つの結果や感情にとらわれず、前向きに挑戦し続けることができたのは、取り組んでいる過程や姿勢も含めて「これでいいよ」「わかりたいと思っているよ」と共感し、存在を認めてくれる先生・友人・家族のおかげだった思う。
これからも続く未来は、今まで与えてもらった分、子どもも大人も、安心して自分らしく育ちあえる場作りをしていきたい。
MISSION
全ての子どもたちが、前向きに運動を楽しめる場作り
小学校の教師を目指して、実習で授業に入った時、算数や国語という座学教科と違って、体育は特に「できる・できない」が誰の目にもはっきり見えた。
ある時、鉄棒の逆上がり指導を熱心にされている先生がいて、練習や指導の結果が実り、ある子どもが逆上がりを成功させた。
よく聞くと「やったー!これでもう鉄棒やらなくて済む。」と言っていて、考えさせられた。
また、大学で、私はスキーというスポーツに出会い、全くできないところから、どこでも滑ることができるまでの過程を経験した。
思うようにいかず、大会で競争し、勝敗を受け止める中では、酸いも甘いもあったが、選手を終えた今は、健康のため・娯楽のため、他の意味を見出して取り組んでいる運動の1つである。
私は、子どもが大人になった時、運動が人生を健康に豊かにするものであって欲しい。
小学校教師としての学校体育指導や、発達障害の子どもへの運動指導など、今までのキャリアを生かして、全ての子どもたちが、前向きに運動を楽しめる場作りをしていきたい。
ACTION
子どもと徹底的にかかわる中で、日々の実践をプログラム化していく
前職は、運動に苦手意識のある子ども(発達障がい)専門の運動教室で、インストラクターをしていた。
泣きながら親にひきずられて来る子どもたちばかりで、学年が上がるほど、運動や学校にトラウマを抱えていた。
そんな子どもたちが、安心して挑戦できるよう、運動指導だけではなく、心身一体であること、木を見て森を見ずにならない(運動ができることだけが目的ではない)ことを学んだ。
今は、「できる・できない」という結果だけにとらわれず、「もっとやりたい」という価値を見出してほしいという想いを持って、小学校教師としての日々の授業や月1回開催している幼児運動教室を実践している。
具体的には、全ての子どもが就学後に経験する【学校体育種目】をテーマに、赤ちゃん~大人の発達を踏まえた【段階的な運動指導】を行っている。
何より大切なのは、その内容を、子どもたちが安心して挑戦できるような形で【翻訳】して伝えることである。
今、私にできることは、子どもと徹底的にかかわる姿や、かかわる中で子どもが変わる姿を保護者の皆様に見てもらうことだと考えている。実践の過程を見える形で残し、プログラムをブラッシュアップさせていきたい。
全ての子どもたちに運動の楽しさを。
子どもも大人も自分らしく育ち合える場を。
今の教育環境をより良くするために、自ら学び、自ら実践していくココロザシの生き様を背中で見せる人。
こそだて師の仲間たちは
過程も結果も大切に認める社会をつくる KOKOROさんを応援します!