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アドラー心理学の学び 〜「しない」子育て〜

アドラー心理学といえば
『嫌われる勇気』がとても有名ですが
他の書籍も読んでみよう!と突然思い立ち
Amazonでポチポチしたり
図書館で借りたりして何冊か読んでみました

その中で
とても読みやすく、かつ、子育てに関するヒントが
たくさん書いてあったこちらの本

ポジティブ心理学で学んだ
どろどろ人間関係からの脱却とも共通点があり
個人的には思考の整理をしたり
俯瞰して考えたりするのに
とっても良書❣️と思ったので投稿します

子供たちと過ごす時間が長い夏休みだからこそ
読んでいてよかった!本でした

みなさんにとって子育ての目標ってなんでしょうか?

普段から考えている方もいれば
そんなの考えてなかったという方様々だと思います

はっきり言葉にしてこなかった方も
共通している概念としては「自立」があると思います

ちなみに
Chat GPTに聞いても「自立」を促すことと返ってきました😆

アドラー心理学の考え方では
「自立」と「調和」を育むこと
と考えるそうです

ここでいう
自立とは、自分の考えを持って自分で判断して行動できること
調和とは、自分と他人を信頼できて、他人と一緒に生きられる力

これを目標においたうえで
親として「しない」ことが以下の6つです

①比べない
②ほめない
③怒らない
④介入・干渉しない
⑤手助けをしない
⑥無視・放任しない

書籍では事例を交えながら
上記の6つの「しない」について解説がされているので
気になる方はぜひ書籍を読んでみてくださいね

この6つの「しない」の事例を読む中で
なるほどな〜と思ったのが
『嫌われる勇気』にも出てきた「課題の分離」の考え方です

例えば
子供たちが姉弟喧嘩をしていたとします
母としては姉弟仲良くしてほしいので喧嘩を止めようとします

でもこの「姉弟仲良くしてほしい」というのは
母の願い(=母の課題)であって子供たちの課題ではないのです

子供たちの喧嘩を止めてしまうと
自分の言動による結果を体験しないことになってしまうのです

「姉弟には仲良くしてほしい」という
親の価値観を押し付けるのではなく
子供たちを一人の人間として対等と見て
口出しをせずに見守る(任せる)ことで
子供たちは信頼されていると感じるのだそう
(「調和」の力を育みます)

喧嘩の結果どうなるのか
その経験から学ぶこともたくさんあると思います
人にこういうことをしたらこういう結果になるとか
その後仲直りするためにはどうすればよいのかとか

もちろん
子供たちが助けを求めてきたら
共通の課題になるので解決を助けても良いですし
母として仲良くしてほしいという希望(意見)を伝えるのはOKです

その他にも
母が子供の将来が「不安」で子供に勉強させているということも
自分の不安を子供に肩代わりさせている
と考えるのだそうです

その他にも紹介したい事例がありますが
キリがないのでこの辺りにします


私は結構子供たちに色々と任せているつもりでしたが
この本を読んで目から鱗がポロポロ落ちました

子供の課題に介入しようとしたり
自分の課題を押し付けようとしたり
そんな事例がたくさん思い浮かびました

ポジティブ心理学を学び
子供たちにはコーチとして接する!と
決めていましたが
もっともっと信じていいんだなと
改めて思う機会となりました

全ての「しない」を突然ゼロにすることは
難しいかもしれませんが
できることからやっていこうと思います

そして
改めて子供たちには色々な「経験」を通して
学んだり感じたりしてほしいな
そんな風にも感じました


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