見出し画像

【ゲーム感想】Glare1moreでVRの進化に追いつけ

俺だ。コセン・ニンジャだ。また間が空いたが、ヤーナムで刀を使って村人を斬ったり、ソロモンになってメギドの軍団を率いていただけで全然元気だ。

突然だが、世はまさにVR時代!VRゲームがPS4にリリースされ始め、YouTubeではVtuberが群雄割拠し、VRチャットで仮想空間にINして夜な夜な美少女アバターでパーティする人々が増えている。俺の調査だと、あと10年すれば、『レディー・プレイヤーワン』のような全身VR機器が流通し始めると睨んでいる。もう日和っている状況ではない。VRに追いつかねばならない。俺は迷った。

今からVtuberをYouTubeで見まくるか、電気屋に行ってVRゴーグルを買うべきか。そんな時に、あるゲームがリリースされた。それが『Glere1more』だ。言っておくが、俺は作者から札束で殴られたり、箱入りのクリスピークリームドーナツを貰ったから記事を書くわけではない。完全に俺の気まぐれだ。それを忘れるな。今回は『Glere1more』について話そう。

グレアさんが生きている!

まず初めに、この『Glere1more』はDLsiteを介して作者に864円くらいの金額を払うことでプレイできるゲームだ。「おのれ!Glere3と同じく金を取るというのか!?金の亡者め!」お前には個室で延々とunityの設定をいじくる仕事をやろう。このゲームはただのゲームではない。数十年の歴史があるノベルゲーム界においても、数少ない機能を搭載した最先端のゲームだ。それを今から説明しよう。

まず言っておくと、このゲームは過去の記事で紹介した『Glere』のリメイクだ。「リメイク?まさか旧作を発掘して、今風に作り直して駄作を作りまくる負のサイクル!?許さん!」そう言いたいのも分かるが、落ち着いてほしい。まず、『Glere』と『Glere1more』には決定的な違いがある。

それは『グレアさんが動く』という点だ

「動く?静止画のポーズが増えただけだろ?」違う。「オープニングムービーと勘違いしてないか?」違う。「ハッパ吸ってるのか?キメてるんだろ…くれよ」違う。本当に動いている。グレアさんの息遣いが、こちらに聞こえてくるくらい動いている。例えるなら、Vtuberをノベルゲームの画面に落とし込んで、その中で動かしているような、そのくらい動いている。

それも当然で、作成にはLIVE2Dの技術が使われている。これはVtuberも使用している者が多い、確かな実績のある技術だから強い。それによって、部屋のあちこちを見るグレアさん、じとりとこちらを睨むグレアさん、眠たげにうとうとするグレアさん、などがリアルタイムで見ることができる。

そう、2018年の世にあって、ついにグレアさんはバーチャルリアリティーの大地に立ったといっても過言ではないのだ。


内容はいつものGlereだ

グレアさんと話し、検索画面でキーワードを入力し、物語を進めていく。その流れは変わらない。「いつもどおり?そろそろマンネリ化するんじゃねえのか?」お前は日本刀で斬られて死ぬ。日本刀は古くからある物だが、その刃は分厚く、そして強い。

Glareシリーズのシステムも同じだ。それに加え、今回はLIVE2Dでグレアさんがふわふわ動く。このふわふわ動くグレアさんは何時間見ていても飽きない。パソコンなら、デスクトップの片隅に常駐していたいくらいに愛嬌ある動きなのだ。この時点で、グレアさんの魅力は数倍になり、ゲームプレイはドンドンはかどるというわけだ。

なんとandroid版もある

実は、今回はGlareシリーズ初となるandroid版もリリースされている。例えば「PCのスペックがへなちょこで、グレアさんがカクカクするよおッ!!!」という場合も、android版ならほとんどの場合ヌルヌル動く。実際、俺はそうだ。しかも、androidでできるという事はツイッターを起動するような気軽さで、極めてクイックにグレアさんが動くのを見られるわけだ。

これはものすごい事だ。例えば、キズナアイのyoutube動画をアプリで開くのと大差ないスピードでGlere1moreを起動し、グレアさんが色んな仕草を見せるのを見られるというわけだ。もはや単なるリメイクではなく、実質的な進化系である。近いうちに、このゲームが100万DLを達成すれば、100万人のグレアさんがスマホによって持ち運ばれる未来が来るかもしれない。

今回は容赦なくR-18だ

書いた通りだ。今回は全年齢対象なのは外伝のヨRだけだ。しかも、追加CGがグレアさんの新規Hシーンという徹底っぷりだ。だから、全年齢対象のファンは少し手を出しにくいかもしれない。だが、俺は断言できる。Glareシリーズのファンなら、グレアさんが動くという事だけで買う価値はあると。そのあたりはPVを見たりして、判断してほしい。

最後に

少し調べてみたが、LIVE2Dで制作されたノベルゲームは少ない。というか、ほとんど無い。これはGlareシリーズがノベルゲームの最先端を走っているという事だ。しかもスマッホに対応しているゲームは今のところ、このGlare1more以外に存在しないだろう。それはこのゲームの固有価値であると同時に、ノベルゲーム界の進化の余地を表しているのではないか?これから先、ノベルゲームは様々な形で進化を遂げると思う。

例えば、VRゴーグルで立体的なヒロインを見ることで臨場感を出した『ノベルゲームVR』、Glare1moreのようにグラフィックが動く『LIVE2D系ノベルゲーム』。そういったものが、これから先どんどん出てくるだろう。その進化に出遅れないために、LIVE2D系ノベルゲームの強さを『Glere1more』で感じ取って欲しいと俺は思う。

それから、いつか『Glere2more』もリリースされて欲しいと思う。あの表情が柔らかくなったGlare2でのグレアさんが、LIVE2Dでどのように動くのか、今から楽しみでならない。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?