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バリスタ未経験者から見たメルボルンにおけるバリスタジョブの実情👀☕️

前回の投稿で少し頭出しはしていたのですが、今回はバリスタ未経験者のぼくが独自の視点で感じた今のメルボルンでバリスタジョブに就くハードルや仕事を得るためのポイントについて実体験も交えてお伝えできればと思います。
現在メルボルンでバリスタジョブを探している方や今後バリスタジョブに就きたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。

現在のぼくのバリスタとしての様子

現在ぼくはシティーにあるKrimperというカフェでバリスタとして雇ってもらっています。ただ雇用形態がPart-timeで週3日ほどしか働けないのと、初心者ということもあってなかなかミルクスチームをさせてもらえない日々が続いているので、もう1つPart-timeでバリスタジョブがほしいなと思い、絶賛職探し中です。

メルボルンに行くまでの準備期間

日本で全くバリスタ経験がなかったため、さすがにその状態で仕事探しは難しいだろうと思っていたぼくは、日本にいる間に現地で受講できるバリスタスクールを探し、知り合いの方からおすすめしてもらった「SOJ (SOUTH OF JAPAN COFFEE CLASS)」というバリスタスクールに通うことにしました。
こちらのスクールではオーストラリアのコーヒー業界でバリスタとして9年、焙煎士として3年ほど働いてきたミドリさんという日本人の方が、初心者でも現地のバリスタとして働けるように構成したカリキュラムの元、エスプレッソマシンの使い方であったり、仕事を探す上でのマインドセットを教えてくれます。現地に行くまでのもどかしい期間中もバリスタとして必要な知識をインプットしてより良いスタートが切れるようにいろんな動画を提供してくれたのが個人的にはありがたいポイントでした。

バリスタスクールに通い始めてから

現地に着いて間もなくバリスタスクールが始まったのですが、スクールの期間としては1ヶ月弱ほどで、初日のバリスタ基礎レッスン3hを経て、1日通しのバリスタ集中コースを2回、そして自主練がトータルで9hという編成になっています。
スクールに通い始めたと同時に仕事探しも開始したのですが、基本的に作成したレジュメを手渡しでカフェに配り歩くスタイルとFacebookのバリスタ求人グループに参加し、そこに求職の投稿をしてカフェ側からのメッセージを待つというのがバリスタジョブを見つけるための主な手段になります。

そんな中、ぼくは早速2つの焦りを感じることになりました🫠
1つ目は同期のトライアル・仕事を得るまでの速さです。
同時期にスクールに通い始めた女の子が2人いたのですが、そのうちの1人はスクールが始まって1週目で既にトライアルのアポを複数獲得していて、2週目にはバリスタジョブをゲットしていました🫠🫠
もう1人の女の子も着々とトライアルのアポを獲得して、3週目にはバリスタジョブをゲットしたという話を聞いて、呑気で定評のあるぼくもさすがに焦りを感じました。。。
レジュメを配ってる数は圧倒している自信があったのですが、結局量ばかりに固執しすぎて質が担保されておらず、特に序盤はただレジュメを配りに行くだけになってしまってたなと今になって反省しています。このあたりの要点については少しでも役立つようTipsにして後ほどまとめたいと思います。
2つ目はラテアートのクオリティです。
スチームミルクの質や温度調整については回を重ねるごとに着実に成長している実感があったのですが、ラテアートがまあ下手くそで不器用全開でしたww
どんどん上手くなっていく同期にコツを聞いても、動画を見ながら水練をやってたらなんとなく掴めてきたよと言われ、ひたすらに水練をやっていたぼくとしては絶望的〜☝🏻😇☝🏻て感じでした。
ミドリさんにもラテアートは後からついてくるし、それ以上に大切なことはあるからと励ましてもらっていたのですが、最終日ぼくがラテアートしている手の動きを見て、「アル中やん!」と言われてしまいました😇😇
それでもスクール最終日にはなんとかバリスタジョブをゲットできていたのですが、それまでに天国と地獄を味わいました。。(詳しくは最後のおまけで)

バリスタジョブの探し方のコツ・Tips

レジュメを配り歩くのとFacebookの投稿を駆使して仕事探しを続けていたぼくですが、数を重ねるごとに見えてきたことがありました。
レジュメ配りの方で言うと、普通にスタッフの人にレジュメを渡してもそこからマネージャーの人に渡す手間が発生して、更に言えばレジュメを渡したときの熱意などはスタッフの人からマネージャーの人には渡らない可能性がほとんどだということがわかってきました。その証拠に70枚以上のレジュメを配り歩いたぼくですが、スタッフの方にレジュメを渡して後に連絡がきたカフェは1件もありませんでした。そのことに気づき始めてからは必ずマネージャーがいるかを聞いて、マネージャーに直接レジュメを配るようにしていました。またカフェがクローズする15時前頃にレジュメを配りに行くと、そのままの流れでトライアルを受けさせてくれることが多かったので、その2点を特に意識してレジュメ配りをしていました。
次にFacebookの投稿に関してですが、こちらはラテアートや自分の顔の写真を付けて求職の投稿をした方がレスポンス率が比較的よくなるということが傾向としてわかってきました。ただバリスタ未経験者にとって厳しいのが、これまで何年もバリスタとして働いてきた経験者と真っ向勝負しないといけない土壌にあるということです。レジュメ配りに比べてレスポンス率がいいのと、単純に自分の足で配り歩く必要がない手軽さから、いろんな国のバリスタの方がものすごく美しいラテアートと共に投稿したり、カフェオーナーの求人投稿にメッセージを送るため、特に人気エリアでは選考落ちしてしまうケースがほとんどだと思います。
そこで考えたのがFacebookとレジュメ配りのハイブリットです。
Facebookで求人を見つけたら直接そのお店にレジュメを配りに行って、どれだけこのお店で働きたいか熱意を伝えれば、トライアルを受けさせてくれる確率が圧倒的に高くなったので、このやり方が実践してきた中でも特におすすめのアプライ方法です。

【おまけ】あの有名店に採用してもらえたが、、

Krimperに採用してもらえた1週間前にコーヒー好きなら誰しもが知っているSt.Aliにレジュメを配りに行ったところマネージャーがおり、その場ですぐにトライアルを受けさせてもらうことができました。ぼくの気持ちとしては、まあ受かることはないだろうから、度胸試しとコーヒーを淹れる練習のいい機会だと思って臨みました。そして作ったラテとフラットホワイトのクオリティをチェックされ、普段はもっとラテアートは上手くできるの?と聞かれたので、今日はちょっと緊張していつもより下手だったけどもうちょっと上手いよ(嘘です。なんならそんときのベストです。)と言ったら受かってしまいました😇
自分でも信じられず、しばらく夢を見てる気分で有頂天になっていました。恐らくメルボルン大学内の店舗でオーダーのほとんどがテイクアウェイということもあって、そんなにラテアートに注力していないからこそ採用してもらえたのかなとも思いました。ただそのときのぼくからしたらそんなことは全然気にならず、むしろいちコーヒー好きとしてこんな環境で働けることが幸せでたまりませんでした。
マネージャーからは改めて契約書類や初出勤日についてはメールで連絡するねと言われ、今か今かと待ち遠しく思って2日、3日と経過。
さすがにしびれを切らしたぼくは改めて直接店舗に行きマネージャーに進捗を聞いてみたところ、ぼくの他に2名を新規で採用しており、よく考えたらそれ以上雇う余裕はなかったと言われました。まさに天国から地獄に落とされた気分でした、、。
無理矢理にでもレジュメ配りなどのジョブハンティングは続けましたが、絶賛引きずっていたので、翌日に受けたトライアルにて自分でも引くぐらいスチーム時にミルクが溢れこぼれ、せっかくの機会を棒に振ってしまいました。
そんなときに背中を押してくれるのは結局気の知れた友人や同じ志を持つ仲間だな実感しました。まずぼくのこれまでを知っている友人たちは口を揃えて「これまでも最初から順調に上手くいったことなんてなかったじゃん。でもそこが愛すべきポイントやし、結局いい感じに落ち着くから大丈夫や」と全く根拠のない言葉を全然親身な感じもなく投げかけてくれました。でも本当にその通りだなーと冷静に立ち返ることができました。
またバリスタスクールで知り合った仲間は同じ境遇にいるからこそ、お互いに励まし合い、支え合って上手くいかない中でもジョブハンティングをし続けることができたと思います。特に自分は気持ち弱々人間なので、もし1人で黙々と動き続けないといけない状況下にいたら秒で病んでた自信があります💪🏻
話は戻り、それからまた淡々と動き始め、直後にKrimerに採用してもらえたことを振り返るとつくづく成るように成る人生だなーと実感します。
こんな感じで特にバリスタ未経験の方は壁にぶつかる局面が何かとやってきやすいとは思うのですが、そんなときはバリスタになりたいと思ったときの気持ちや自分の味方でいてくれる人の存在や言葉を思い出して、根気強く一緒に頑張っていけたらなと思います。この記事を読んでくれた方とどこかでお会いできたりしたら嬉しいですね😌

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