こしゆり

もともと何をやっても三日坊主だった私が、あることがきっかけで2010年1月から毎日日記…

こしゆり

もともと何をやっても三日坊主だった私が、あることがきっかけで2010年1月から毎日日記を書いてます。 この度、一人暮らしの父が施設に入所するまでの、不思議な「ご縁」と「繋がり」を伝えたくて、noteを始めました。 どうぞよろしくお願いします💖💖

最近の記事

90歳一人暮らしの父への想い⑩

母の命日 4月6日 今日は母の命日。亡くなってもう16年。 入院してわずか2週間で逝ってしまった母。 もっと沢山話したいことがあったのになぁ。聞いておきたいことだって、いっぱいあった。 今日が母の命日だということを、前日に、念のため父ちゃんに伝えておこうと電話したのだか、電話が繋がらなかった。そこで久子さんにそのことをLINEで伝えた。 久子さんは父ちゃんに母の命日だということを当日伝えてくれ、母の仏壇にお花を供えてくれた。 父ちゃんの反応はと言うと「そうだな~」とた

    • 90歳一人暮らしの父への想い⑨

      特別な帰省 長距離の移動が大変だから、2泊3日で新潟に帰省した。 普段、帰省する時は、会いたい人が沢山いるので予定はギッシギシ(^-^; しかし今回はこのようなご時世だし、父ちゃんのことが目的なので、 地元の友だちには誰にも連絡をしなかった。 正直寂しかったけど仕方ない。 2日目はホテルにこもって仕事をしてようと思っていた。 しかし久子さんから、午前中にLINEが来た。 「予定なければ足湯どう?」 とのお誘い。 コロナ禍で、人が多く集まるところは避けたかったが、

      • 90歳一人暮らしの父への想い⑧

        いざ新潟へ 旦那には相談したものの、 その前から返事はきっとこう言ってくれるだろうと確信はしていた。 「そうだね!行ってきたらいいよ」 そんな返事がLINEで届いた。 しかしその頃、娘の中学校の卒業式が間近に控えていた。 私「ママ、じいじのとこ行ってきてもいいかな? 卒業式は行けなくなっちゃうんだけど…」 娘「うん!いいよ!」 意外にもあっさりとした返事。 娘も大人になったもんだ! 卒業式はこのご時世ということもあって、保護者は無理に出席しなくてもライブ配信で

        • 90歳 一人暮らしの父への想い⑦

          今回は、前回の 「90歳 一人暮らしの父への想い⑥」の話の続き…… そう、医者は父ちゃんにこんな話をしてくれました。 「今90歳ですが、まだまだこれからも長生きしたいと思っていますよね!?」 「タバコが好きで長年吸っていらっしゃるようだけど、最近、咳や痰も出ているようだし 、タバコの数を減らしてみたらもっと楽になりますよ」 「年取ってくると気管も弱くなってくるし、 今コロナ流行っているし、娘さん達もコロナが落ち着いてからじゃないと会いに来れないしね」 そして、医者に行っ

        90歳一人暮らしの父への想い⑩

          90歳 一人暮らしの父への想い⑥

          前回の『90歳 一人暮らしの父への想い⑤』から期間があいてしまいました(^-^; まだまだ、その続きがありますので、書いてみました。 泣きながら書いた、父に宛てた手紙 2月下旬、私は便箋6枚に今の気持ちを綴った。  その手紙を父ちゃんに送っても、気づいてくれるかどうかわからない。 だから、毎日実家を訪れてくれている久子さんに渡して、読んでもらえるタイミングで父ちゃん渡して、その場で読んでもらうことにした。 と、こんな手紙を送ったわけです。  久子さんからは、この手紙を

          90歳 一人暮らしの父への想い⑥

          90歳 一人暮らしの父への想い⑤

           グループホームに入ることを検討したものの、現状を考えると、父ちゃんがそこで生活するのは難しそうだった。 ・外出が自由なのは、父ちゃんにとっては良いことなのだが、気軽に外に出られると危ない ・生活必需品を買い揃えなくてはならない ・月々の利用料金が高い ・自分の部屋の中の掃除など、身の回りのことは全て自分でやらないといけない ・住んでいた家の事を思い出して、抜け出して行ったりしないか心配(徒歩30分圏内) ・今後認知症が進行したら、また他の場所を探さなければいけない ・環境

          90歳 一人暮らしの父への想い⑤

          90歳 一人暮らしの父への想い➃

          1.久子さんと私の日常の変化 久子さんとの運命的な出会いから、父ちゃんはもちろんのこと、私、そして久子さんの日常もすっかり変わった。  久子さんは、毎朝7時には実家に足を運んでくれて、父ちゃんの様子をみてくれた。季節は1月の後半。雪国新潟の真冬。もちろん寒さは半端ではない。それでも毎日欠かさず、車で通ってくれていた。( ;∀;)  それまでも、父ちゃんがひとり離れて暮らしていることに、正直不安はあったんだよね。そして、多少は認知症の兆候を感じていた。それでも、離れて生活

          90歳 一人暮らしの父への想い➃

          90歳 一人暮らしの父への想い③

          1.久子さんとの出会い  この雪の写真は、前回のお話の中で登場した、同級生の奥さんが送ってくれた写真です。もちろん見覚えのある風景なんだけど、一晩でまとまった雪が降ってまるで別世界だ!  ここの前ね、念のためお伝えしておきますが、道路なんですよ。 道路が全く見えなくなっているではないかーい!  こんな雪深い景色は見たのは、私が小学生くらいの時以来のような気がする…。(盛ってませんよ^_^;)  朝方に撮ったものなのか、辺りは青々としていて、いっそう雪国の寒さや厳しさ

          90歳 一人暮らしの父への想い③

          90歳 一人暮らしの父への想い➁

          車庫崩壊  例年以上に厳しい冬でした。  離れて暮らしていると、地元新潟の降雪量・積雪量が気になってしまう。だから、冬は必ず毎日天気予報を見るのが習慣になっています。  そう! 事件が起きる数日前も、実家に電話。今年(2021年)に入ってからも、相変わらず大雪が降る日が多く、私も心配になっていたのです。  でも、父ちゃんは「雪降ろしをしたから大丈夫だ」そう言っていたので、ちょっと安心していました。  あれは1月14日の夜のことでした。 「実家から聞いているとは思うけど

          90歳 一人暮らしの父への想い➁

          90歳 一人暮らしの父への想い➀

          1.はじめまして ゆりです  ノートを見に来てくれてありがとうございます。  まずは簡単に自己紹介をさせてください。  私は夫、娘の3人家族。現在奈良県在住。奈良の生活も、もうすぐ12年目に突入します。そんな私、実は出身は雪国新潟です⛄  そう、米どころ新潟だけあって、実家の前は田んぼだらけ(実家は農家ではないけどね)。同じ市内にスキー場もあれば、海水浴場もあるし、温泉街もある。そんな自然いっぱいの中で育ってきたんだよ。  そう聞くと「すごい田舎なんだな…」っていう想像

          90歳 一人暮らしの父への想い➀