無職日記9日目&10日目 昨日の観戦記の構想について

観戦記を書いた翌日はほぼ一日中寝てます。渡邉浩史郎です。

↑昨日書いた観戦記です。今回は観戦記を書く時の構想について書いていこうと思います。

一戦目を見たときに印象に残った局面を列挙すると

①瑞原選手のトップ目からの押しっぷり
②瑞原選手と渋川選手がぶつかる展開の多さ
③白鳥選手のドラ6m切らず、ソウズ両面落としからのピンズホンイツ
④近藤選手、瑞原選手に二度の大きな放銃。その後二度の一発ツモ

この四つ。一つの記事として文章量をある程度持たせるには、これらの中から二つ程度を絡ませるのがよさそうですね。

毎日息詰まるような展開が続くMリーグ。観戦記も下位陣に目を向けたものが多くなってきたため。ここは好調の瑞原選手・渋川選手で明るめに、①と②の合わせ技がいいという結論、ただしここで問題が一つ。

瑞原選手は金曜日の登板が多く、しかもかなり結果を残しているため、キャッチフレーズ「強気の女海賊」をこれまでも何度か使わせていただいている。何か目新しさが欲しいと考えてたときに……

こういう天啓が生まれるから音楽も文芸も色々手を伸ばしてみるもんですね

最近偶然聞いていた
らんま1/2OP「じゃじゃ馬にさせないで」
からじゃじゃ馬という単語を思い出した。これ単体はそこまでいい印象の言葉ではないため、そこは観戦記内でうまく補う必要があるが、面白く書けそうだ。

ただしこれ単体では渋川さんとの絡みをうまく表現できない。そこに第二の天啓。

名作。これ読んだだけで芝居に詳しくなった気になれる。みんな読もう。

シェイクスピアの戯曲「じゃじゃ馬慣らし」と合わせて、パロディチックに表現できないだろうか。
「じゃじゃ馬慣らし」という作品名自体は手塚治虫著「七色いんこ」でその存在を知っていたため、あとは原作をしっかり調べる。

原作と同名のドラマが月9で放送されていたこと、その内容が原作と違っていたことなど、こちらが観戦記で書くにあたって追い風の情報がどんどん出てくる。原作の一見ミソジニー的に思える展開とは全く違う、逆に瑞原選手が渋川選手の打牌を制限していく、「じゃじゃ馬慣らされ」まで思いついたところでいよいよ本格的に着手。この時点で2:00くらい。

あとはひたすら書いて書いて読みなおして書いて、6:00にはなんとか脱稿。

https://twitter.com/akn19mj/status/1626785852855824385?s=20

瑞原さんに怒られないかだけ不安だったが、非常に寛大な心でお許しいただき、宣伝までしていただいた。やはり実際に対局していただいた方に褒めてもらえるのは観戦記者冥利に尽きる。

今回の観戦記は瑞原さんが宣伝してくれたおかげもあってか、非常に多くの人に好評をいただいた。

先日のウヒョ助先生と黒木さんとのもつ鍋会がなかったら、私は今まで通り、だれが書いたか思い出せない観戦記を書き続けていただろう。

今後もどこまで対局と私の中のネタが合致するかわからないが、読んで面白いと言ってもらえる観戦記を書き続けたい。

(終)



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