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『集団の中の孤独』が一番つらい

他人との会話で選んでは行けない話題の一つに、夢の話題がある。夢と言っても、この場合は、本当に寝るときの夢。睡眠を取っている時に見る夢のことで、『夢と希望』の夢を言っているわけではない。

なぜ夢の話をしてはいけないのか。まぁ、知ったこっちゃないからね。夢で「憧れの〇〇くんと出会ったの!!」なんて言われても、聞いている側としては、知ったこっちゃないからね。

だから、できる限り他人に夢の話なんてしないほうがいいんです。ただの伝えたい、という自己満になってしまうからね。

だけど、今日はその夢の話をしたいと思う。あえてその夢の話をしたい。そう、ただの自己満だ。…いや、自己満とは少しだけ違う。自分のことを深く知るために夢を分析したいと思うのだ。




集団の中の孤独とは

僕がよく見る夢の一つに、『集団の中の孤独』がある。集団の中の孤独って言葉があるかどうかはしらないが、こういった状況になっている夢をたびたび見るのだ。

集団の中の孤独とは、たとえば、

  • パーティの時に、誰とも仲良くできずにぼっちになる

なんて状況だ。みんながワイワイガヤガヤして楽しそうにしている場で、その場にはいるが、孤立してしまうこと。これが『集団の中の孤独』という意味だと思っている。

学校とかがこういった『集団の中の孤独』ができやすい状況ですよね。友達がいなくて一人きり。そんな状況が集団の中の孤独にもっとも近いものだと思う。

辛いよね。集団の中にいる分、余計に孤独感は高まるんですよ。これならば、集団の中に属していない方がまだマシなのですが、この『集団に属さない』という事自体が、人間には難しいわけで…。

なぜなら、どうしても人間は集団に属するものだから。どんな人でも集団に属している。たとえば、日本人というだけでそうだし、人間というもっと巨大な枠で見れば、人類全体が巨大な集団に属している。

…まぁね、でも目に見える集団があって、それに属しているのに何故か孤独になってしまう。ってのが一番つらいですよ。しかもね、僕が思うに集団の孤独には二通りあると思うんです。

集団の孤独には、

  • 能力の高い人の集団の孤独

  • 能力の低い人の集団の孤独

能力の高い人の孤独はまだいいですよ。能力の高い人が孤独になるってどうゆうことかって、たとえば、会社。会社で抜きん出る能力をもって、営業成績トップになる。そして、なんとなく疎まれて孤独になる。

なんてのが、能力の高い人の孤独。これならかっこいいですし、その場にそぐわない高い能力を持っているのであれば、その能力に適したもっと高い場所にいけばいいだけ。

だから、能力の高い人の孤独はまだいいんです。問題は能力の低い人の集団の孤独です。能力の低い人は、ただの落ちこぼれ。周りの能力が高い人についていけないから、ただただ孤独になってしまう。

こうなるときついですよ。そりゃ簡単な方法として、居場所を変えればいいのかもしれませんが、能力が低いと自分では認めたくないんです。能力が低いと自分で認めるのがつらいから、その場でなんとかやっていきたい。

こう思うから、余計つらくなるし、集団のなかの孤独は更に高まる。能力の低い人の集団の孤独は、負の連鎖になりやすいんですよ。



あぁ、またか…

話しは冒頭に戻るわけですが、僕はこういった、集団の中の孤独がテーマになる夢をよく見る。昨日はよくわからない飲み会で、一人ぼっちになり、なんともいえない集団の中の孤独を感じた夢を見た。

…あぁ、寂しかった。だけど、なぜか夢の中の僕は、「…あぁ、またか」と諦め具合だった。なぜか夢の中の僕は、集団の中の孤独に慣れていたのだ。不思議だ。これって現実で実は『集団の中の孤独』になっているのだろうか。

…できれば能力の高い方の集団の孤独がいいな。
…いや、もちろんそっちの方じゃないんですけど。

おしまい。

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